☆ダンシング
マーケットが買い物して、ジョリビーでお昼ご飯して、もどってくると、パヤタス校は、午後のクラスがはじまっていた。昨日につづいて、Ｅとｅの書き取りしてる。マリアペレは大きな消しゴムもって、まちがった字を消してまわってる。
文字をひとつ覚えるのは、こんなに大変なことでしたか。子どもたち、けなげでいじらしい。
クラスのあと、踊りの上手な子どもたち、５人がのこって練習してる。レアちゃんと４人の少年
たち。ダンスの好きなお母さんが先生。
流行っているダンスらしく、子どもたちもなんとなく踊れるが、なんていうんだろ、インド映画の群舞の場面に似合いそうな音楽。
それで、それをずっと聞いていたら、私の頭のなかでは、阿波踊りが流れはじめた。似てないけど、似てるかも。
踊る阿呆に見る阿呆っと。
明日、日本から１０人ほどの学生が来て、交流会するというので、一夜漬けだけど、披露する
ために練習してるわけだった。
休憩して、おやつ。
ちょうど月曜日に、パアラランのオリジナルＴシャツが、数百枚、届いていた。子どもたちにはほぼ原価で提供する。(でもエラプでは、それより少し高い値段で売っている。あんまり安いと、親たちが転売しちゃうのだ。)クリスマスパーティや卒業式で着るのだが、明日はお客さん来るから着ておいでね、ってことで、お母さんたちやってきては、買っていく。
迎えにきたおにいちゃんの自転車にまたがって帰る子も。
日がくれると、バロット売りの「バローットッ」って、低いくぐもった声が、夜のなかを流れていく。
☆計算
グレースは、ずっとパソコンに向かって、学校の１年間の経理をまとめていた。
ようやくできたらしい。レティ先生が説明してくれる。
これが教師の給料とクリスマスボーナス、これがパヤタス校の電気代、水代。これがエラプ校の電気代、水代。これが学校の備品。レシートの日付けとレシートナンバー。これが、校舎を修繕したときに必要だった労賃、これが奨学金、という具合に。
書類と通帳を前に、考える。教師の給料をあげることは可能だろうか。
去年、１万円が５０００ペソ以上だった。今年は４２００ペソ程度。
去年、１ドル４０ペソだったが、今年は１ドル４３ペソ。
計算して、計算間違いもして、また計算しなおして、なんか追いつめられた気持ちになっていくんだが、、
教師の給料をあげることを、レティ先生はもう決意している、ということはわかるので、そうすることにする。さっそく今月から。
パアラランの通帳にいくら残ってて、私がスポンサーさんたちからあずかっている現金がいまいくら郵便局にあって……
９月末まではやっていける。
そのあとは、ない。
なので。
☆寄付のお願い
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郵便振替 ００１１０−９−５７９５２１
名称 パヤタス・オープンメンバー
