星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

パアララン・パンタオ2013年8月⑥

☆ダンプサイト

天井のヘリコプターみたいな扇風機のかわりに、別の扇風機を貸してもらって、夜は静かに眠れるようになった。が、朝4時にはゴミのトラックの音で起こされる。泥棒よけに飼っている犬の鳴き声、その近くをうろうろしている猫の鳴き声、雨の音、レティ先生の咳き込む声。それらがいっせいに耳に押し寄せる。

水曜日、日本から10人ほど学生がくるというので、レティ先生も着替えて、学生たちを待っていたんだけれども、
体調がよくない。
薬を飲んで休むことにした。
かわりに、ジンが対応してくれる。

秋田国際教養大学の学生から、絵本の寄贈の提案をもらっていた。彼らが日本で英訳した絵本を、マニラで、フィリピンの学生とタガログ語訳したものを、寄贈したい、という話なのだ。

10時過ぎ、秋田の学生たち10人と案内してくれた留学生たち5人ほどがやってきて、ちょうどそこに、バス(といっても、トラックの荷台に長椅子をとりつけたもの、20人乗りくらい)もやってきて、何はともあれ、まず、そのバスに乗ってダンプサイト(ゴミ山)に行く。運転手はバビーさん。
歩いていける距離なんだけれどもね。安全のために。Cimg3780



ゴミ山には、いつからか、見学ルートができていて、ふたつの山がつながったようなかたちの手前側の山にバスはのぼる。向こう側に現在ごみが捨てられていて、スカペンジャーたちが働いているのが、見えるか見えないかぐらいに遠くに小さく見える。

私がゴミ山に最後にのぼったのは(遠くから見るのではなくて、長靴はいて、ゴミ拾いのピッグCimg3787
もって、スカペンジャーのふりをしてのぼった)3年前だけど、許Cimg3790
可なく立ち入り禁止、ということになって以来、8年ぶりだったけど、もう体力的に無理かなと思った。のぼっておりるだけで息があがる。

この20年間、ゴミ山の景色の変わりようはすごい。
変わらないのは、ゴミの匂いと暮らしの貧しさと。

こちらのゴミの山はもう草地になっていて、その上に、最近できたらしいリサイクル工場がある。ドラム缶のようなかたちに、ビニールでぐるぐるまきにされた処理済みのゴミは、このあと、セメントになるらしい。
そのほかに、メタンガスから電気をつくる施設もあって(以前パアララン・パンタオがあった場所の近くにある)、見学者の受け入れ施設には、その電気でアイロンをかけるためのテーブル、もあった。
なんだがとても、素朴な施設だ。
看板とひな壇もできているので、そこで記念写真撮って、帰る。

歩いていける距離なんだけれども、この程度でも、実際に歩いたら、暑いのと坂道なのと、ゴミの匂いと、人々の好奇の目と、道に落ちてる犬の糞に注意することとか、けっこうたいへんなのはたいへん。