星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

便利と不便と

春の嵐来て、桜も散って、あっという間に向かいの森の新緑がまぶしい。
冬の間、ずっと使わなかった2階が、やや黴臭くなっているし、寒い間、見て見ぬふりで、片付けず掃除せずできたけど、もういいかげん、片付けなければ掃除しなければ、と思い立って、昨日あたりから、働いている。

片づけているとだんだん怒りが湧いてくるのよね。家族に対して、なんでこんなにガラクタをため込むのか、そしてそれを捨てさせてくれないのか。そうそう、こんなふうに腹が立つから、片付けたり掃除したり、いやなわけよ、と思い出す。
自分もひとしきり、ガラクタを溜め込んでいるのだから、おたがいさまなんだけど。

思うに、味噌や醤油や酒をつくるのに、寝かせておく時間が必要なように、ゴミをつくるのにも、寝かせておく時間が必要だ。5年10年寝かせておいた紙屑とか玩具とか、ようやくごっそり袋に詰め込むことができて、すこし胸がすいた。
ゴミの日をチェックして忘れないようにしなければ。

昨日の夜は、PTAで学校に行かなきゃいけなかった。夕方乗換のバス停近くショッピングセンターで息子と待ち合わせて、それからパパと息子は家に帰り、私はバスで学校へ行く。

その待ち合わせのショッピングセンターで、パパは知らないおじさんに話しかけられていたらしい。そこへ、私と息子がやってきて(息子の後ろから私がついていってて)、息子は、パパと一緒にいるから知り合いかと思って、こんにちはと挨拶したのが、立派だったんだけど、するとおじさん、にわかに財布を取り出して、なかから1000円札を出して息子に渡そうとするのだった。
「それはいけない」パパは息子を連れてすたすたと歩き出し、私は見送ったが、あとで息子が言うには、そのおじさん、しばらくふたりをおいかけて、「会長ー、こういう場合は、ありがとう言うて受け取るもんやろがー」と叫んでいたそうである。
でも、ほんとに知らない人らしい。で、話しかけてきて、一方的にずっと話していたらしい。

虚空で行き場をなくしていた1000円。

もちろん、知らない人から理由のわからないお金はもらわないのが正しいと思う。
お金をもらうことはほんとに難しいけれど、人にお金を受け取ってもらえる人間になるってことも、意外と難しいんだよ、と思う。

待ち合わせに便利な場所ではあるんだが、あのあたり、ショッピングセンターもバス停も、時間つぶしのおじいさんたちおばあさんたち、たまに若いのも、たまに奇妙な人たちが、うろうろしている。話しかけられやすいので、ひとりで人を待つときは、私は本を読むようにしている。

それで夜、PTA行って、最後の役員会終わって、もうひとり、バスで帰るという人と一緒に、バス停でバスを待っていた。いま坂を上っていったバスが折り返してくるからそれに乗ればいいよね、と待っていたが、いつになっても折り返して来ない。ここでようやく時刻表を見て、午後8時過ぎのバスのあとは午後10時20分過ぎまで、バスが来ないと知る。
山んなかの学校だけど、それにしても。
待ってらんない。
ふたりで歩いた。夜の道をてくてくてくてくてく。15分も歩けば国道に出るはず、そうすれば、バスももうすこし通るはず。なんかもう笑いたくなる。30分ぐらい歩いて、なんとかバスに乗った。さらにまた乗り換え。バス代すこし節約するためにひとつ手前で降りて、坂道歩く。
くたびれた。