星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

タイル

日曜日、田舎から、父と兄がやってきた。

大雨の予報だったのに、ほとんど降らなくて、よかった。生きてる間の最後の小旅行、と父は言ったが、最後という感じでもなく、元気そうだ。でもこっちに来るのは、息子が生まれたとき以来だから、13年ぶり、か。
杖を忘れてきて歩けない、と言うが、うちにある杖を貸したら、散歩に出て、坂道のぼっておりて、息を切らして帰ってきた。
腹にしこりがあり、癌かもしれない、と去年言っていたが(でもそのときも元気そうだったが)、病院に行ったら、ただの石だった。痛まないなら放っておけと言われたらしい。
ビデオを見たり、昼寝したり。

お昼は、道の駅までそば食べにゆく。晩ごはんはカレーをつくった。

風呂の床のタイルが剥がれていて、どうなおしたもんかなあと、相談したら、修理の仕方を説明してくれるが、見た目よりずっと程度がひどかったので、これはおまえには無理だろうと、帰る前に修理してくれるという。左官の腕にもよるのだが、10年20年たつと、こういうふうにくずれてくるらしい。

翌朝、兄が車で、息子を学校まで送ってくれる間に、父はさっそく仕事をはじめて、砂にかわってしまった古いセメントを掘り出していた。ついでに庭の草まで抜いていた。
ファミレスに朝ごはんを食べに行って、帰りに資材屋さんによって、セメントを買う。新しいタイルも欲しかったのだが、なんと、タイルは置いてないという。
わりと大きな資材屋さんなのに、タイルは需要がないので、扱わなくなったんだって。

ショックだ。新しいタイルが買えると楽しみだったのに。
私、建築資材のなかで、タイルがいちばん好きかもしれん。子どものころは父の仕事の現場で余ったり壊れたりしたタイルの屑をもらって、それをいろんな模様にならべて遊んだものだけど。

しょうがない。割れたり欠けたりもしている古いタイルをまた使う。コンクリの古いのが変な具合にこびりついていて、それを剥がせるものは剥がして、剥がせないものは、そのままなんとか使って、さすがお父さん、まるで何もなかったように、すっかり直してしまった。

父が仕事している間、FBで兄の息子の消息を探してみる。12年ぐらい前に離婚したあと、兄は息子の消息を知らないのだった。最後に会ったのは中学2年のとき、らしい。そのあとは居場所もなんにもわからない。

不思議な気がする。探せばなんなく見つかった。写真には子どもの頃の面影がある。兄にも弟にも似ている。
この数年の数枚の写真があり、高校を出て、地元の大学の福祉系の学科を卒業した、ということがわかる。
連絡してみる?と聞いたら、いややめておく、と言った。

午後、父と兄は帰って行った。思いのほかに楽しく過ごした。

さて夕方、学校から帰ってきた息子。定期考査の答案を返されたので、まああんまり楽しくないね。


つばめの巣にもどってきていたつばめ、また卵をあたためていたが、日曜の朝、殻が落とされていた。2つぶん。また子育てするかな。無事に育つといいけどな。