星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

すべて正解だったわけ

私の子どもは、私によく似ている、と思う。
嘘つくときとか、もうほんとに、私がやりそうなことをやってくれるので、たまらん、と思う。
でも、だいたい想像はつくおかげで、待ち伏せして首ねっこつかまえて、白状させる、ことができる。

と思っていた。
思っていたが、今回は、私の想像の斜め上あたりを、飛んでいったなあ。

休み明けのテスト、数学がさんざんだったらしくて、めずらしく、泣きそうに落ち込んでいた。(この時点で、答案は返っていないので何点かわからないのだが)

どうしよう、どうしよう、と母に言ったって、母はなんにもできませんけど。
それでも問題用紙を見るぐらいのことはして、
最初の数問は私も解けそうだったので、なつかしいなあ、と解いていると、
息子が、自分の答えと違う、と言う。

それでどう解いたのかを見ていると、彼はすごいことをしていた。
分数とか少数がきらいみたいで、分母をなくするために12倍するとか、小数点を消すために100倍するとかして計算してそのまま。

つまり、きみがした計算は、私が100円もっていて、30円買い物をして70円残りました、というのを、勝手に100倍して、私が10000円もっていて、3000円買い物して、7000円残りました、という式にしているわけよ。それはそれで私はしあわせだけど、正しいと思う?

と言いながら、同じ話を、去年もした、一昨年、受検勉強していた頃にもした、と思う。

これはまずいんじゃないの、というわけで、全部の問題を一緒に解いてみることにしたが、
私がもう泣きそうだった。

息子、図形はわかるみたいだ。たぶん目に見えるから。
文字式まちがい多い。単純な計算ミスから深刻な勘違いまで。いろいろ。

でもこの問題ができないということは、課題の問題もできていないということだと思うけど、課題の答え合わせは自分でしたんだよね?そのときに間違いはなかったの?直さなかったの?

と聞きながら、ノートに○つけしていた息子の〇つけがとても速いのが、ふと気になったことを思い出した。

まさか。

と思うが、きいてみると、まさかだった。宿題はするが、答え合わせは、正解かどうか確認しないまま、すべて〇して終わっていたのだった。

あり得ない。

それでノート提出して、よくばれずにいたものだ。(国語と英語は、何度かばれたので、少し気をつけているが、数学は今までばれたことがないらしい)。

私に似ているし、わりと怠け者だということもわかっているけど、仮にも、中学受験したわけだし、テストの点数が悪ければ、悔しがったりもするから、多少の向学心はあるかと思っていたわけよ、でも、向学心があるなら、絶対にやらないと思うようなことを、平然とやっていたわけだ。

あきれた。何を書いても、ぜんぶ正解、よくがんばりました、ってハナマルもらえるのは、幼稚園までだと思うよ?

だって、早く終わらせたいし、問題解くだけでも面倒で、疲れるのに……って、まあ、その結果が、このテストなわけだ。

心入れ替えてまじめにやる、って必死な顔で言ってたけど、きみ、嘘つきだからなあ。

翌日、返ってきた答案、これまでの最低点だが、それでも平均点+2点だったらしくて、何をほっとしてるんだか、いつもの、のらりくらりにもどってしまった。