国際フェスタ

日曜日の国際フェスタ。
フィリピンの、ゴミ山周辺の人たちがつくったジュースパックのリサイクルグッズなど、売りにゆく。
寒い日だったのに、遠くから、忙しいなか、来てくださったみなさま、ありがとうございました。気にかけてくれる人に会えると、ほっとするし、元気が出ます。

息子が思いのほかに役に立って。
朝、荷物と私たちと、パパの車で会場まで運んでもらった。
息子がわたしより手際よく、パソコンつないで、商品並べてくれて、事情で遅れたほかのメンバーが到着したときには、準備整っていた。

いつからこの催しに店出ししてるのか、4人のメンバーの誰もはっきり覚えてないんだけど、もう10年以上になるよね、という話だ。一年に2回だけ(春の総会の日とこの日と)、顔をあわせるという、地元のボランティアグループなんですけど、パアラランへの支援は、20年前から続けてくださっているのだった。
ボランティアをやろうと集ったものの、自分の思ったような活動ではないという理由で、去ってゆくひとたちがいるなかで、何にも見返りもないのに、ずっと、パアラランの支援のために、寄り添ってくれる人が、地元にいるということのありがたさを、あらためて思った。

毎年、似たようなものを売っていて、来るお客さんも、毎年顔を見る人たちが多いので、去年これを買ったけど、良かったとか良くなかったとか、この製品ここがどうにかならないのとか、こんなのが欲しいとか、安いとか高いとか、いろんなやりとりしますけど、「ジュースパックのリサイクルバッグ」と言おうとして舌がまわらなくて、自分で笑ってしまいそうになったけど。

商品をつくるお母さんたちが練習で編んだ赤い小物入れが1つあって、売れるとも思っていなかったんだけど、すごく気難しい顔をした幼稚園ぐらいの男の子が、一目ぼれしたらしく、その前から動かず、つかんで離さず、買ってもらっていたのが、うれしかったな。
子どもの一目ぼれの瞬間って、いい。(自分の子ではなかなか気づかないというか、モノから子どもを引き剥がすのが親の仕事、みたいなことだけど)。
それからほっぺたりんごの女子高生が、りんごのジュースパックのカードケースを、かわいいかわいいと買ってくれたのが、こんなにあかるいりんごの笑顔は久しぶりに見たなと、しあわせだった。

私は隣のブースの、ラオスの民芸品を1つだけ買った。刺繍が細かい。こういう手仕事に触れられるのは贅沢な話だと思うのだ。

外の屋台で、どっかの国のカレーを食べたあと、息子は試験前にどっと出るワークブックの宿題があるので、どっかに宿題をしに行って、店じまいの頃、片付けと荷物運びに戻ってきた。いない間に、河野先生が、息子のために古い大きな地図帳をわざわざもってきてくださって、感激でした。(お父様が地理の先生だったそうです)。
バザーの写真、先生のブログに載ってるので貼ります。
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/

かれこれ半世紀前の昭和40年代の地図帳。これが息子には超おもしろいらしく、まず国鉄時代の路線といまの路線が、どう変化したかとか、駅名の変化とか、逐一見つけ出しては楽しんでいた。新しくできた線路もあるが、消えた線路も多い。

フィリピンの、マニラの国鉄に連れていってほしい、と言われた。そこに日本の古い車両があるらしいのだ。