誕生日

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お正月には、もれなく誕生日もついてくる。
3日、私の誕生日。母より3歳長生きした。午後、ケーキつくった。去年の春と夏に畑で採れて、冷凍しておいた砂糖漬けの苺とブルーベリーで、息子が飾ってくれた。みかんは紅まどんな。生地はチョコチップ入り。空いたお重に飾ると、なかなか豪華になった。おいしかったし。

お正月恒例の百人一首、去年、私負けたので、今年はもう勝てないかもなと思っていたら、息子のほうがぼろぼろで、1年たったらすっかり忘れた、とうそぶいていた。
書き初めは、時間がなくて省略。なんで時間がないかって、宿題が全然すんでないのだ。年末、31日も先輩と青春18切符で遊びに行っていたのだった。もちろんそれまでに、宿題片付けておくからって言っていたが、言っただけだったね。
5日はもう登校日で、宿題の提出と休み明けテスト、あるらしいんですけど。

年末年始、私はカレル・チャペックの「サンショウウオ戦争」読んでいたんだけど、制服も普段着も、黒ずくめの服を着ている息子が、なんだかサンショウウオにしか見えなくなってきた。
最近「ぼくは腹黒い人間になってしまったと思う」などと言うので、面白いのだが。
物語のサンショウウオはすごい勢いで進化する。この子もすごい勢いで進化しているには違いないのだった。

サンショウウオみたいに手が小さくて、いつになっても指が1オクターブ届かなかったのが、いまや、背たけは同じくらいで、手足は私よりでかい。誕生日だからって、ピアノひいてくれた。「幻想即興曲」と「トルコ行進曲」とこないだの合唱曲「信じる」。雑だが。