星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

銀河街の…

 

学校で、教室がうるさいときに、「チッ」と舌打ちしたら、それが意外と教室に響いて、びっくりしたことなんかを、息子は話す。寡黙な目立たない生徒として毎日を平和に過ごしたい願いだが、いろいろかまわれて、思わず「ふざけるな、ばか!」とか言い返していたりして、その言い方が自分ながらきついとわかって、しまったなあ、と思う。そして相手のほうが、ああごめん、と素直にあやまってくれたりすると、自分のほうが悪いことしたみたいだ。
うん、まあ、そういうことはあるよ、と話を聞いていた。だいたいきみは心が狭いし。寛容さに欠けるし。と言うと、ああそうかなと、まじめに考える顔になるけど、なんの、この私を母に選んだという時点で、きみはほんとに心の広い、勇気のある子だから、大丈夫ですよ。
「ぼくのなかに修羅の箱があって、チッと舌打ちすると、それは箱の鍵が開く音かもしれないんだ、箱のなかからは、ばか、とか、ふざけるなとか、放送禁止用語みたいなのとか、いろんなのが出てくるかもしれなくて、ついには4階の窓から誰かつきおとすかもしれなくて、おお、こわいこわい。」
というような話を息子はする。
うん、なかなか大変。それはみんな、大変なんだよ。大変じゃなかったら、戦争なんてないと思うし。いじめもないし。いじめられたことのあるきみは、いじめることもできるきみですよ。ものすごく難しいことを、きみも人類として分ち持っているわけだけど。たぶん、自分の鍵の管理は自分でしなきゃいけないし、できるようになんないと、不幸かもね。

修羅ですか。そういうことを考える年頃ですか。そういえば、宮沢賢治の詩集のタイトルは『春と修羅』だよ。梶井基次郎は『檸檬』爆弾だし。みんな修羅を抱えてふらふら。きみだけじゃないから。

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日曜日、息子は英検の二次試験にゆく。楽しそうに出かけて行ったのは会場まで電車に乗ってゆけるから。帰りに先輩と待ち合わせて、電車の撮影をするから。で、楽しそうに帰ってきた。試験の話を聞いたのに、彼の口から出てきたのは、今度乗りたい列車の話…。

 

夜、息子が鼻歌で歌っていたのは、この曲。『銀河街の悪夢』

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よりによってこの曲ですか。いろいろ身につまされるし、いろいろ思い出すけど。
…いい曲だよね。

♪強くなれ、ぼくの同志よ。