酷暑

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酷暑お見舞い申し上げます。
夕方、畑に行ったら、大きなポリバケツにためておいた水が、お湯になっていて、撒くべきか撒かざるべきか、悩む。夜明け前に撒くのがいいだろうなあ、と思う。

雨のあと、畑にスイカがなっていた。掌にのるくらいの小さいのが1つ。大きくなるかしらと思って待っていたけど、ならないので、収穫。小さいけど、ちゃんとスイカだだった。ブルーベリーも採れた。

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電話や手紙やメールの用件の度に、豪雨災害は大丈夫でしたかと、互いに聞きあっている感じのこの頃。報道されたところだけが被災したわけではなくて、思いがけないところ、身近な人たちの傍らに、被災現場があって、ふるえる。

災害のあとは、長く深くしんどいと思う。

大丈夫な世界の上で生きていると感じていられたのは、いつぐらいまでか。ほんとうは、こんなに壊れやすい世界で生きている。
こんなに壊れやすい世界で、生きていられるのは、奇跡のようなのに、なんの不注意で、子どもたちが学校で、熱中症で死んだり倒れたりしなければならないのか、絶句する。
注意深くなければ。

夢を見た。広大な砂漠のようなところにいて、人の列が続いているのは難民の群れのようで、自分もそのなかのひとりで、いまがいつか、ここがどこか、さっぱりわからない。なぜなら、家や街だけでなく国境線もながされてしまったので、この人々をどこにもどせばいいのか、私もどこにもどればいいのか、なんにもわからないのだった。国境線もながされてしまうのか、と夢のなかで驚き、国家は仮の城だから、国境線も流されるときは流されるよな、と夢のなかで納得していた。黄色くて大きな太陽がのぼるのを、まぶしく見ていた。