緑の指

チューリップの球根100個、届いた。たぶん、10個だったら買わなかったんだけど、100個だったので買いました。安かったし、楽しそうで。

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でもそんなに植えられる場所もないので、お隣に半分もっていった。お隣の奥さんは、私と違って、畑の手入れをちゃんとする。留守だったので、ドアにかけておいた。
すると翌日、お隣の奥さんがハムを差し入れしてくれた。
「チューリップ植えて」って言ったら、「あんただと思った」と言った。

私も残ったチューリップを植える。
庭の隅とプランターに20個ほど。ところがまだ50個ほどある、ということは、100個以上あったのだ。
畑に植えに行く。
寒くなってから、全然畑に行ってなかったんだけど、行ってみると、ニンニク畑が消えている。雑草におおわれて見えなくなっているのだが、まともに育ってない。まずいな。
ニンニクは強い子なので、私がどんなに怠けものだろうとそれなりに育ってくれて、1年間ニンニクを買わずにすむくらいは採れるんだけど、今回は無理かもしれない、、、ほんとに全然育ってない。

技術家庭の宿題のラディッシュを枯らしていた息子は、「ぼくには緑の親指がないのかもしれない」とレポートに書いていたが、きみの母にもなさそうだよ。
ニンニクさえ育てられないようなら、家庭菜園なんて無理でしょ、と思うのだが。
せめて草ひきする。

同じ管理放棄地なのに、隣の畑は白菜育ってる。玉ねぎも植えてある。お隣の奥さんはしっかり世話していて、えらいのだ。去年、お隣からもらった玉ねぎが、まだ段ボールにたっぷりある。
私の畑は、イチゴとブルーベリーのほかに育ってくれるのは(つまり放っておいても育ってくれるのは)ニンニクしかないんだけど。ごめん、たぶん私が、いくらなんでも怠けすぎのせいだなあ。

で、3日間ほど、天気もよかったし、午後すこしずつ草ひきして、あいたところを耕して、チューリップも植えた。

それでいま、めちゃくちゃな筋肉痛と腰痛…なんだけど。
でもなんか、すごくぜいたくで楽しい気持ちだ。チューリップ100本咲くと思ったら。

緑の指。子どもの頃、垣根の葉っぱや道端の草をちぎりながら歩く癖があって、気づくと指がいつも緑色になっていた。私だって、緑の指はあったのだ。チューリップ、咲かせられると思うんだけどな。