新学期 つづき

散り始めたユキヤナギと咲き始めたチューリップ。

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息子は高校生になった。新しいクラスは、男子と女子の割合が1:2だそうで女子が多い。男子は顔も名前もわかる。女子は同じクラスになったことがある人はわかる。あとはわからん。つまり息子の頭のなかでは、クラスの3割がぼんやりしていて、まだ名前も顔もない、状態。クラス名簿ももらってない、という。
まあそんなもんか、私もそんなもんだったと思うんだけど、ほかの人たちはそうではなくて、そんなに親しくなくても、クラスメイトの名前も顔もしっかりわかっていたりするんだなあと、ずっとあとになって知ったときの驚き。
……いや、難しいと思うよ。人の名前と顔と覚えるの。
名簿なくても、小学校のときみたいに、「たたかれた」「誰に?」「クラスのひと」「名前は」「わからん」…わからんじゃ困る、ということもないと思うので、いいけど。

部活には、新しい顧問がやってきて、新入生(中1生)の体験入部があった。息子、去年まで中学過程の部長をやっていたらしいんだが、やってきた新入生の女の子に、言ったらしい。「できれば、ほかの部活で、人間関係をつくっていくのがいいと思うよ」。
笑ってしまった。弱小部活にせっかく来てくれた新入生に何を言うのかという話だが、それは誠意ある対応かも。
息子が言うには、うちの部活は、どこにも行き場のない連中が落ちてくる沼みたいなところで、顧問は基本、やってこない。部員は、数少ない女子は全員幽霊で、男子は何してるかというと、上級生は数も少ないし不明、下級生も同様、息子たちの学年は7人ほどいるが、ゲームで遊ぶか、ラノベを読むか、ペットボトルのキャップ投げして遊んでいる。たまに誰かプログラミングはじめたりするが、またそのうちゲームに戻っている。息子は電車の動画を眺めて過ごしている……。
でも新入生来たので、対応する。パソコンのタイピングからかなあ。でもほんとに、ここは来ないほうがいいので、ほかのどんな部活がいいかを、別の男子と一緒に考えてあげていたそうである。運動部はいや? 吹奏楽部はブラックだけど、美術はどう? 放送部もいい先輩がいるよ、と、よその部活をすすめているもと部長……。
ほかの新入生、男子のほうは、たちまちゲーム沼に落ちていった、らしい。

ま、楽しい高校生活をね。
私は弁当作り4日め。小学校のころの倍以上はある弁当箱の大きさに、だいぶん慣れてきた。