紫のチューリップとソウルフード

紫のチューリップも咲いた。きれいだわ。

f:id:kazumi_nogi:20190420221616j:plain f:id:kazumi_nogi:20190420221650j:plain


ベルベットみたい。小さいころにこんな感じの服を着せられたとき、つやつやしている服が、さわると光の加減で、色が変わって見えるのが不思議で面白かった。


紫の、とくると「ガラスの仮面」の紫のバラの人を思い出すわけだけど、いきなり私は悟りました。この世では、誰かが誰かを応援している…。

兄から届いた応援物資のじゃこ天。私のソウルフードですね。ちくわとかまぼこも入ってた。大変ありがたく、息子の弁当に入れたり、つまみ食いしたり。
昨日今日は作ってみたいものがあって、作った。母が死んでからは食べたことがなかったけど。じゃこ天入りのカレーとかまぼこ入りのシチュー。
f:id:kazumi_nogi:20190420223635j:plain
昔、肉は高くて、じゃこ天はごく安かったので、母がつくるカレーには肉のかわりに、じゃこ天が入っていたのだった。
ああもう、じゃこ天最強。じゃこ天の味がするカレーだった。あの頃は貧乏人のカレーだったけど、もしかしたらいまは、高級食材入りのカレーということになるのかも。
シチューというものが、我が家にやってきたのは、小学校の高学年になってから。誰が持ち込んだものだろう。母がつくると肉の代わりにかまぼこが入っていた。
ピンクのかまぼこ入れたら、色がかわいかった。
いーや、なつかしかった。
母がいた台所を思い出した。タイルの流し台は窓に向いていて、母が窓から米を投げるから、毎朝雀がにぎやかだった。