ボランティアと残りの宿題

昨日の夕方、ボランティア募集のお知らせがきて、さっそくチラシ配って、それで今朝、パパも出かけていった。

人的被害もなく報道もされないけど、一階や庭に土砂が流れてきた地域に行って、土砂をスコップですくったらしい。すくってもすくっても、なくならない・・・らしい。地域の人たちは、ボランティアが来てくれるとは期待していなかったらしく、こんな奥まで来てくれるのかと感謝されたそうでした。

雨が降ってきて、午前中で切り上げたようでしたが、大変だったらしく、帰ってきたパパは疲れて、使いものにならない。


夕方、同じくボランティアで、別の地域に行った人が来て、そこはまだ人が入れるような状態でなくて、道をつくるために泥をかきだしている状態だと言った。農作業よりつらい、足腰痛いと言いながら、新学期の見回りパトロールの当番表をもってきた。




夏休みもそろそろ終わる。私たちは、終わっていない宿題を片付ける。
私の宿題が終わってない。夏休み帳の○付けは親の仕事らしいのでした。してないので、○付けしたら、当然ながら、間違いがいっぱいある。
完全に宿題終わったつもりの息子は、間違ったところをやりなおせと言われて、半ばパニックで泣く。

「こんなにたくさん間違いがあるなんて、ぼくは全然だめじゃないかあああ」と泣くのだ。
いや、反省してほしい点は多々ありますがあ、めんどくさいから無駄に落ち込むな。

算数はほとんどすべてケアレスミス。自分のかいた字がいい加減で読み間違いとか、小数点の打ち間違えとか。
国語は問題文をよく読んでない。
すぐに直せる間違いばっかりだから、すぐに直せ。

といっても、すぐに直せなかった間違いが一か所。国語の文章題で、
兄が拾ってきた猫を見て妹が「飼っちゃだめ」って言うところ。妹はどんな気持ちで言ったのでしょう、という問題。

飼ってはいけません、を選んでるわね、当然。そう書いてあるもんね。
前後の文脈から考えて、「飼いたいなあ」という気持ちなんだけども、
それに気づけというのは、ちょっとハードル高そうだ。

朗読させて、セリフの抑揚もつけさせて朗読させて、それでもピンとこないみたいで、説明してやっと、ようやく、ああそうかあ、と思ったようだった。
「飼っちゃだめ?」なら、もうすこし手がかりがあるんだけどなあ。文章の抑揚がわかるから。

自分が体験していないことについての共感、書かれていない気持ちの問題は、アスペルガーの子はなかなかむずかしいと思う。私も身に覚えがあるよ。
どういう気持ちでしょう、という設問は、当たるか外れるか、ルーレットのようだったもんね。

気持ちの問題は難しい。見えないから。自分の感情にも気づきにくい。でも感情がないわけじゃないから、気づかないうちに傷ついていたりこじれていたりして、やっかいなことになったりする。
うちの5年生、いまはまだ、目の前で泣き崩れるからいいけどさ、「もういやだあああ」って。

ええそうですね。今ごろになってまとめて○付けしてるおかーさんが悪いんですけどね。ああ、私はまだ雑巾縫いもあるのだ。