ママ、実はね、と話しかけてくる子どもの話に耳傾けたら、その話のあまりのどうでもよさに、腹が立ってくる。
ゲームの話はやめてください。あんたがiPadのなかで育ててるなめこにどんな運命が待っていようと、おかーさんは関心がないんだって、何度も言うんだけど、
懲りない。
ママ、実はね、って。
ところで宿題。
すんだよって言っていた漢字の書き取り、途中でやめてるのが発覚。
読書カード、ようやく1枚書いたが、文章がへん。
へんだけど、最後の行まで書いただけでもえらいや。
これはねえ、書いてる途中に、そういえばそれは、こういうことだったなあ、とか、あとから思い出してつけくわえていくから、なんかへんな文章になるんだけど、
見のがそうかなあ。内容については、幼いなあ、としか。
算数の大きい数字の問題の、0の数があってないのも発覚。
眼鏡かけたり外したりして、0の数、数えるのも面倒なんだけど。
大きい数字といえば、24兆ベクレル、というのを見かけたけど、なんでしょうか、これは。
24000000000000 ?
0の数あってるかな。
そしてそれからどうなるんだろうか。
それはなめこの運命ではなくて、私たちの運命なんだけれども。
それで、まるで何もなかったように、私たちは暮らしているんだけれども。