クリスマス・キャロル

「ぼくの愛」がはいっているはずのクリスマス・プレゼント。
あけてみたら、こんなの。
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ぼくの愛に、心がない……。
たぶん、以前も同じ間違いをしたと思うんだけど。それは受という字だよ。

心をほしかったのは、ブリキの木こり。オズの魔法使いだね。
お礼にクッキー焼いた。はーと型。
たくさん焼いたつもりだが、一瞬で消えた…。

クッキーの焼けるあいだ、「クリスマス・キャロル」の絵本読んでやった。
私が読みたかったからですが。
これは私が幼稚園のときに買ってもらった、たった3冊の絵本のうちの一冊。名作絵本シリーズの、最初の3冊しか買ってもらえなかったのはお金がなかったからだけど、3冊しかなかったので、あきるほど眺めた。今から思ってもぜいたくな絵本だけど、朝倉摂さんのこの挿絵が、小さいときはこわかったんだ。Cimg1632 


それで読んでたら、途中で涙出てくる。
黙読するときは全然平気なのに、声出して読むと、駄目なんだ。
思い出した。マッチ売りの少女とか、そのあたりの絵本も、読むと涙出て声がつまってしまうのだ、それで、しだいに読み聞かせをしなくなったような……。楽しい本と思ってえらんでも、やっぱり泣ける場面があったりするし。学校の読み聞かせのボランティアなんて、無理。

しまった、と思ったんだけど、でも読みはじめてしまったし、子どももすり寄ってきて聞くし、最後まで涙ふきふき読みましたが、なんとか。
でも、泣いてるのを見られるのは、いやなわけです。

それで留守のはずのパパが帰ってきてたりして、一緒に聞いていたりするわけだ。
ますますいやなわけですよっ。

でも子どもはまだ、読みはじめると、どんなお話でもすり寄ってきて聞くので、自分では物語の本は読まない子なのでなおさら、ほんとはもうすこしの間、読み聞かせしてあげるのがいいんだろうなあ。