選挙の日

今日選挙。
最近は、親しい人たちが、5:5ぐらいの割合で、政治的にまったく逆の論陣を張っていて、どちらの主張にも納得できるところはあるのですが、困惑するのは、どちらの陣営に身を置くかによって、同じ世界が、まったく違う景色に見える、こと。たぶん3・11以降くらいから。
対話や議論が可能なのだろうかと思うほどの断絶を感じる。
どうかすると、どちらを信じるか、期待するか、というよりも、どちらがより多くの嘘をついているのか、どちらがより胡散臭いか、を嗅ぎ分ける心になる。
どっちのリスクに賭けるか、という感じ。選挙って、こんなに賭け事だったのか。...
どちらを応援するのであっても、懸命な呼びかけには、心を打たれる。応援される側が、友人たちのその真摯さに見合うほど、まともであってくれればいいと心から思う。
もしも運がよければ、絶妙なバランスで、この国はなんとかうまくやっていけるかもしれない。
どっちに傾いても船はしずむし。(どっちに傾いても、大丈夫、とは思えないかな、やっぱり)。
でもたとえ、沈んでしまうのだとしても、それを避けようという心からであったとしても、選挙を棄権することを呼びかけるのは、絶対に 違う、と思う。
投票の最中に、鉛筆を折りたくなっても投票はする。絶妙なバランスを、祈ってる。