募金箱

朝、平和公園内の国際会議場へ行く。ＮＧＯ祭り。

今年で何年目かな、コスモス・ラポールさんがブースを借りてくれて、ゴミの山のふもとの学校、パアララン・パンタオ支援のために、ジュースパックのリサイクルバッグやフィリピン・コーヒーを売る。
荷物はパパが車で運んでくれる。道路から会場までの荷物運びは、息子が手伝ってくれる。彼は、値札をかくのも、募金箱をつくるのも手伝ってくれた。

それで息子は、なんだかうきうきとはりきっていたのだが、 最初の３０分ぐらい……で、お手伝いモードは終わった。
それで、お小遣いもってきたが、自分の欲しいものを買うには足りない。去年は毛沢東のメダルを１００円で買っていたが、いまは毛沢東より鄧小平のほうが好きらしいのだが、今度見つけたほしいものはそんなに安くなかった。ママはお金くれないので、ひたすらパパが来るのを待って、買ってもらっていた。
ＵＮマークのミニカー。

募金箱に、小さい子たちがお金を入れてくれる、その指先が、ひどく尊いものに思える。指が、何をしたか、ということ。いつか、えんまさまの前に立たされたりするかもしれないときに、私は子どもだったときに、よその国の子どもたちのためにお小遣いを寄付しました、ってきっと言うんだよって思う。そしたら、えんまさまだって道をゆずると思うよ。

お昼ごはんを家族で屋台で適当にすませたあと、パパと息子は街に出た。本屋で本を買ったっていうが、あやしげなものを。

なめこ文学全集１巻。(２巻と３巻はすでにもってる)。なめこ読書ノートまである。ああっ。
ゲームのなめこが進出してきているのだ。こういうものつくって、親に文句を言わせまいっていう、なめこ栽培会社の魂胆なのだろう。

あたしが必死で小銭つくってる間に、んふっんふって、小銭使ってるわけだ。

まあそんなもんだ、と思うしか。
お手伝いした息子はほめてやらなければ。

家に帰ったあと、彼は晩ごはんのお米までといだのだ。

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売上は後日、コスモス・ラポールさんからパアラランへ寄付としていただくことになります。
台風被害への募金は、セブ島の貧困地域の被災者の支援に、友人のＮＰＯを通じて、現地に送ってもらいます。 http://www.halohaloproducts.com/

ご協力くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。