鶏が鳴く朝とイルミネーションの夜

目覚まし時計が壊れたので、新しいのを買ったのだが、これが。
7割引きくらいだったので喜んで買ったら、これが。
まず鶏が鳴いて、それから音楽が鳴る。30種類くらいの音楽が入っていて、ぜいたくなんだが、これが。

「鶏が絞め殺されるような声だな」とパパが言った。「この音で起きるのか」と憂鬱そう。
そいで、鶏は、絞め殺されながら歌うのだ。ある愛の歌、とか。

この目覚ましの音で起きる。いや、すさまじい音で。
目が覚めると、ああ、助けてくれ、って叫びたくなる。

そのうち慣れるかな。



土曜日、冷蔵庫を買い換えたときにもらったサッカーの観戦チケットの期限が来るからというので、パパと子どもは、サンフレッチェ広島川崎フロンターレの試合を見に行った。
はじめてサッカーの試合を見た子ども、「すごいキックだった!」と興奮して帰ってきたが、熱がある。
雨上がりのなか、出て行ったからか。あらあ、と思ったが、興奮が冷めたら熱もさがった。
広島負けたし。



日曜日、朝から私は平和公園。パヤタスのゴミの山のお母さんたちが、ジュースパックや洗剤パックやあれこれのビニールの捨てられてあるのを、拾って洗って消毒して縫い合わせてつくった、バッグやポーチを、布団袋になりそうな大きな袋につめこんで、フィリピンから夏に持って帰ったのを、並べて売る。

お昼を食べに、表にできた屋台村に行って、サモサとチヂミとフォーと食べてたら、目の前を、スパゲティソースのパックでつくったバッグとか、ジュースパックのパッチワークのバッグとか、派手なのが通り過ぎて行って、目立つなあ。

きっと勢いで買わされてしまったんだと思うけど、ありがとうございます。よく売れました。

原爆投下のあとの広島で、畑でとれた野菜が大きかったんだよ、放射能のせいだったんだな、という話を聞く。そのときは、汚染されているとか、そんなことは思わずに、うれしかったんだろうなあ、大きな野菜。



私が店出ししている間、パパと子どもは宮島まで紅葉狩り
夕方待ち合わせて、ごはん食べて、平和大通りのイルミネーション見て帰る。海賊船と機関車がお気に入り。
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帰ってから、子どもは残りの宿題。作文は書くことたくさんありそうでしたが、あればあったで、だるい宿題。

それでまた月曜の朝、絞め殺されそうな鶏が鳴く。