生きる知恵

担任の先生にお手紙書いたので、夜、担任の先生からお電話。
先生も、以前から、ふたりの関係は気になるものがあったらしい。事情がよくわかりました、と言ってもらったので、手紙書いてよかった。ムーミンの宿題の件について、2人の関係について、いろいろお話する。手紙読んでもらって、先生にわかってもらっているというのがわかったら、私の息子はそれで大丈夫だと思う。

問題はムーミンなんだけど。
先生と話して、宿題をうちの息子のを写していたのは認めたそうだ。
私の息子に勇気がないと言った侮辱発言については、親がそう話していたと言い張ってゆずらなかったそうで、それ以上は、家庭の事情にも踏み込んでしまいそうなので、ほんとのところは、藪のなか。
ムーミンの侮辱発言は、本当は励まそうとしてそう言ったのだと、ムーミンママが言ったとき、どうかうちの息子をきらいにならないで、という気持ちは伝わってきたんだけど。
ずれてるし。
宿題の件をムーミンママに伝えたとき、私が「今のままでは、これから、それぞれ違う中学に行って、ムーミンがひとりでやっていかなければいけなくなったときに困ると思う」と言ったとき、ムーミンママは一瞬絶句した。
もしかしたら、うちの息子をあてにして、息子と同じ中学に申請書を出したのかもしれないと思う。中学選択のことは、おまえとは関係がない、とムーミンは息子に言ったらしいのだが。
(息子はムーミンとも別れたいから、指定校に行かないことにしたのに。受験に合格しないと、指定校には黒ぶちっちやその他いやな女子たちがいて、申請した中学にはムーミンが待っているかもしれないというおそろしい構図になっているのだった。)

私の息子のいない状況を、ムーミンは考えることもできないと思う、と先生。そこまで依存していますか。
はなれることも生きる知恵だと思う、と息子は先生への手紙に書いたけど、ムーミンにとっては、私の息子にくっついているのが、生きる知恵だったのだろうなあ。
でもこのままだと、だめだと思うよ。

この小学校生活で、息子は、人間関係やら何やら、いじめも含めて、いろんな経験をさせてもらって、それは掛け値なしに感謝している。こんな面倒な連中とつき合ってきたら、相当に鍛えられるというものだが。彼はよくがんばってきたと思う。

少年たち、それぞれに過酷な季節に突入していくことになるなあ。

受験勉強がんばってください、と激励してもらった。
これ以上できない、という程度でいいから、勉強しようか。