帰省 ③ 伊達400年祭と熱狂的鯉

伊達博物館と天赦園に行く。今年、伊達400年祭とか。Cimg1812博物館では和霊神社に祀られている山家清兵衛の関連の展示と丸山応挙の特別展。鯉の絵が幽玄ですずしそうだった。

 


天赦園は伊達の殿様のお庭。息子か鯉の餌を買って、鯉にやったのだが、こっちの鯉はとんでもない。餌に迫ってくる迫力がものすごくで、うわああ、っと思わずのけぞったね。「熱狂的鯉」と息子が言ったのがおかしかったが、こんなに死にもの狂いで餌に群がる鯉ははじめて見た。水が散って足が濡れるほど、胴上げされて、空中や岩の上に放り出される鯉もいるほど。鯉の餌は鳩も食べる。数は少ないが、熱狂的鳩も出現する。

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退職後、観光案内のボランティアしている下の叔父が、天赦園には21種類の竹があって、四角い竹もあるのだと言っていたから、四角い竹を探す。四方竹。たしかに四角い。だが、写真に撮ると、丸い竹と区別がつかないのだ。息子が苦労していたが、まあ、立札を撮っとけばいいんじゃない?
息子、熱狂的鯉と遊びたくて、また餌を買って、また餌をやりに行く。

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公園に、奇妙な物体が出現している。通天閣、とか。なんでも、大阪の初代通天閣の建設に尽力したのが、宇和島出身の人だそうで、伊達400年祭のお祝いに、みかんのキャリーで通天閣を象ってみたのだとか。んー、ノーコメント。

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町は変わった。商店街はきれいなアーケード街なのに、閑散としている。アーケード街の外はもう非常にさびれている。シャッター街なのはいうまでもない。半世紀変わってないし。「もう、なんて言えばいいか。ブラタモリで紹介してもらうといいよ。この町、すごくへんだよ」と息子。市立病院がきれいでぴかぴか。昔のは、幽霊が出そうなほど暗くてこわかった。冬に入院すると隙間風でさむかった、という話も聞いたけど。

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夕方、また温泉で息子はプール。夜、父とお寿司食べて、それから松野町の花火大会に行くつもりだったが、突然、お通夜だと言う。寿司と花火とどっちかを選べと言ったら、「寿司」と息子は言った。兄と、通夜から帰った父と一緒に回転寿司に行く。広島で回転寿司なんて食べたいと思わないのだが、帰ると食べたい。魚おいしい。食べた食べた。

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