星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

パアララン・パンタオ レポート④ パヤタス校とはらぺこあおむし

今年、パヤタス校の生徒は、午前と午後合わせて72人。

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午前中は5歳児。午後は5歳から11歳。11歳の男児1人と9歳の男児2人は、小学校に入学しなかったり、途中でやめてしまった子どもたち。教育に対して家族の理解がないと、学校に通うのはしばしば困難で、ここの子どもたちにとって、パアラランは幼児教育だけでなく、学び直しの場所としても、とても大事な学校だ。

先生は、マリアペレ先生とグローリア先生、それから新しい先生のルーフ先生。



4日。秋田国際教養大学の3人の学生が来校。パヤタス校で、子どもたちに絵本の読み聞かせをしてくれる。
エリック・カールの「はらぺこあおむし」の絵本。

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卵があおむしになってさなぎになって蝶になる話だが、短いお話のなかで、子どもたちが理解しなければいけないことはたくさんある。蝶の完全変態だけでなく、数字、曜日、見たこともない食べ物の名も。
学生が英語で読むのを、グローリア先生とルーフ先生が、タガログ語で子どもたちに話してくれるのだが、これがなかなか熱演だった。
「あおむしははらぺこでした」すると手があがって、男の子が言う。「ぼくも。ぼくもはらぺこだ」。

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それからあおむしは、たくさん食べて、果物だけでなく、ケーキやソーセージまで食べてさなぎになって蝶々になるが、「どうしてあおむしは、そんなにいいものを食べるんだ?」というのが、子どもたちの感想だった。
・・・すばらしいよ。
エリック・カールは、どう答えてくれるだろう。

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この日泣きながら学校にやってきて、泣いているままでお母さんに置いていかれて、教室にも入らず、ずっとテラスで泣いていた女の子も、途中からドアのところでお話をきき、いつのまにか、みんなのところにもどっていた。

 

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パアララン・パンタオは、この数年、給食がなかったが、今年、パヤタス校は、すこし給食がある。シンガポールのNGOが、近くの事務所で、つくって運んできてくれる。ただすこし残念なのは、もってきてくれる時間が遅いので、午前中のクラスの子たちは食べられないことと、量がすくなくて、午後のクラスの子たちにも足りないこと。
ジン先生が言うには、全部の子どもに十分なだけない。食べ損ねた子どもたちが次の日、私もほしいの、とやってきたりする。足りない生徒たちに、キッチンで、家族の食事を食べさせることもある。
まとまった資金を出してくれて、給食も学校で調理できるようにしてくれたら、どのようにもうまくやるのに、と思うのだが、それぞれのNGOにはそれぞれの都合があるのだろう。
シンガポールのNGOとスイスのNGOは小学校にすすんだ子どもたちへの奨学金を出してくれている。

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子どもたち、ケチャップ大好き。バナナケチャップ。たいていのものはケチャップで食べてしまう。(それでも、茄子の焼いたのは食べられない子が多くて、私たちの晩のおかずになったが)。
ポテト入りの卵焼きは、みんなに1枚ずつないので半分に切って配った。ごはんがなくなるとケチャップのおかわりをする。ライスの上に砕いた菓子をふりかけたり、いろいろ♫ 

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