イリヤ・ラシュコフスキー

息子のピアノの先生から勧められてチケット買っていたので、行く。
イリヤ・ラシュコフスキーというピアニストのピアノ・リサイタル。
夕方、学校から帰ってきた息子を着替えさせて、宿題をかばんにいれて、すぐに車に乗って、高速道路使って市内へ行く。
6時過ぎについたが、建物のなかで迷って会場の入口がわからない。ようやく見つけたが、晩ご飯がまだです。
コンビニに買い食いしに行こう、と思って外に出たら、そのあたりコンビニがない。
でもすこし歩いたら信号わたった向こうに見えてきた。
パンとおむすびと水とお茶買う。
それから会場の建物にもどって自販機の前あたりで、ご飯食べる。
開演15分前に会場に入って、それから息子は椅子を机にして宿題する。

さて演奏がはじまる。
こういう人。
http://www.youtube.com/watch?v=VhVgSCPb4Lo&list=PL7u-eIuMXKlyj8uMZxNFXixcaUHS3fHgg

きれいなお兄さんだった。シベリアイルクーツク生まれって、
イルクーツクって、どこ?って息子にきいたら、
「零下40度以下になるところだよ」って言う。ほんとかな。
とにかく、寒いところから来たのだ。
舞台の奥に窓があって、窓の向こうに雪が降っているような、気がした。

さて、会場には、ピアノの先生に勧められてきたらしい子どもたちと保護者がいっぱいだったが、
ま、子どもは寝るよね。

最初のベートーベン「熱情」は起きていられても、その次のブラームス、3つの間奏曲op117は、眠るのが正しいと思う。
隣の席の女の子が、何度もお母さんに起こされていたが、起きなかった。
私の息子は、かろうじて眼はあけていたが、もうろうとしていた。

それから15分間の休憩になったので、起こして、残りの宿題させる。
寝ながらやるな。書き直しする時間がないんだから。
ずいぶん集中してやって、本読みまでできた。
本読みは、北原白秋の落葉松の詩。なつかしいね。

   世の中よ、あはれなりけり。
   常なけどうれしかりけり。
   山川に山がはの音、
   からまつにからまつのかぜ。 

ショパンエチュードop10 は、別れの曲とか知っている曲もあるので、ちゃんと聞いていた。そのあとのスクリャービンの3曲も、起きてきいていたが、もぞもぞごぞごぞもぞもぞごぞごぞ、まあね、しょうがないね。
それで、あとアンコールで2曲弾いてくれて、9時。

楽しかったです。息子がいなかったらピアノリサイタルなんてまず縁がないと思うのだけど、きみのおかげで、いろいろと面白いよ。

それから会場を出て、お腹すいたし、家に帰ってもなんにもないしするので、またコンビニで、すこし買い食い。
それから家にもどったら10時半過ぎているので、息子はもう時間割りして着替えて歯磨きして、お風呂はなしで、すぐに寝る。

宿題を会場でさせたのは正解だった、と思ったことでした。
やったら30分ですむじゃん。なんで毎日、ぐずぐずといつまでもできないんだろうなあ、もう。

たぶん、同じように、会場で宿題していた子がいたと思う。消しゴム一個拾って帰った。