千と千尋の

ほっとくとゲームばっかしてるので、それはもう休みの日の過ごし方としてかなしいだろう、と思うので、
アニメいっしょに見ることにした。

音楽の教科書に主題歌は載ってるけど、観たことないらしい。
土曜日は「ラピュタ」をみた。パパがLDもってて、しまいこんでるのを出してもらった。
そうか、こういう話だったんだよなあと、なつかしかったことでした。

むかーし、子どもの頃に、地面を裸足で歩ける人になりたいとか、何ももたなくても生きていける人になりたいとか、思ったこととか、裸足で木登りしたこととか、思い出しましたけれども、
息子は、そういうことは思わないみたいで、
そういうことを思わない人が、どうやって生きていくのか、まったく未知の領域だなあと思う。

日曜日は「千と千尋の神隠し」をみた。これはDVDだった。ついこないだ映画館で見たような気がするんだけど、息子が生まれる前だから、これも10年以上前だ。
私、映画館でポップコーン食べて、コーラ飲んだの、この映画がはじめてで、たくさんのポップコーンに、なんか感動したんだよ。

かわいくない主人公だなあとまず思うんだけど、そのかわいくない女の子が、おんなじ顔なのに、映画の終わるころには、かわいい女の子に見えるのが、不思議というか、すごいなあと思う。
はじめて見たときは、女の子の気持ちに近かったのに、今見ると、ブタになったお母さんとか、湯ばあばに共感したりして、ふん、私も年とったなと思った。

千尋は、ブタになったお父さんとお母さんを救ったわけだけど、そのことを、お父さんとお母さんは知ることがない。
そうして親をつづけていくわけです。

なんかそのあたりの苦さが、胸に迫ってきたよね。



晴れたので、畑にゆく。草はもう、一面に胸のあたりまで伸びていて、むしってもむしっても、終わらない。草のなかから拾い上げるきゅうりとトマトとオクラ。一度には無理だから、毎日1時間がんばってみよう、と思う。草むしり。
コスモス、咲いてた。