星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

赤の勝ち

むかーしむかーし、学習雑誌のカラーページに「赤ヘル軍団」という文字を見たのが、広島カープという球団の存在を知った最初ですかね。四国の片隅で。
あれが初優勝のときだったのか。まさかその後、広島で暮らすことになるなんて。
カープの行方が気になって、息子はこの数日宿題どころではないし。つられて私も見ているし。ちょうど体育祭前で、宿題もあんまりなかったのだが。

土曜日。息子の学校の体育祭だった。
私、子どものころ、運動会ほど嫌いな学校行事はなかった。夏休み明けの憂鬱は、運動会の練習でしたよ。なので、体育祭がいやだと息子が言うのを、あんまり苦しくないといいなあと、それなりに気にかけていたのだが。ソーランの練習が、単純にしんどかっただけのようだ。

さて体育祭。まず、入場行進がないのがすばらしい。スペクトラムの子には、この集団行動(と練習)はわりとつらいのだ。
集団演技は中学生だけかな。それも9月のこの時期の開催だから、練習期間は相当短かったはずで、3年生は10日間って言っていた。ソーランも2週間ちょっとだったはず。
30ほどの種目のうち、リレーの類が10種目というのもいい。走るだけだし。しかも男女混合。チーム種目も、中高の異年齢や、同年齢なら男女混合の組み合わせ。つまり、力量の違いがあって当然、なので、相当の運動音痴でも、かなり気楽に存在できる。

応援は、応援団だけ。希望者だけ。これがいい。
小学校のときの全員参加の応援合戦見たとき、息子の表情見ていたら、子どもにこんな顔させるものやらせるなと思ったもんね。耳もとでぎゃんぎゃん叫ぶのを聞かなければならないのは、聴覚過敏の子には過酷よ。

私は中学高校の頃、運動会の応援の練習が何よりいやだった。上級生に怒鳴られるのも。放課後の時間を奪われるのも。秋のあの美しい夕暮れの時間をだいなしにされた口惜しさは、いまもあるもんね。

以前、息子を探すのは簡単だった。同学年で一番小さくて不器用なのがそうだったが、いまは難しくなってきた。ちっちゃいものクラブは息子だけではないし、動きもごく普通なのだ。今年は見つけたけど、来年はどうかなあ。こちらの視力の問題もあるし。

1年生は全員リレー。男女混合で、最初と最後の5人ずつくらいは100mだが途中は50m。息子のクラスは、洪水ちゃんと息子の超遅いのをふたり抱えているにもかかわらず、1番だった。なので、息子は1番でバトンを受け取って、1番で次へつなげた。こういうことは2度とないかもしれないので、書いておこう。
最後は全員でフォークダンス。それから私たちは先に帰った。

夜、クラスは勝ったし、クラスが所属していた赤組も勝ったし、息子は、「楽しかった」と言って帰ってきた。この子にとって、体育祭以上に嫌いな学校行事はないはずなので、体育祭が楽しいなら、この先6年間じゅうぶんやっていけるだろうと、親は安心したことだった。
お弁当もいらないって言った。おかーさんの手作りより、友だちと一緒に食堂で食べるのがよかったらしい。

夜、私は町内会の敬老会の打ち合わせ。終わって帰ってみると、野球は8回。カープが勝ちそうになっていて、そのまま勝った。
赤の勝ち。よかったよ。息子とフォークダンスした。オクラホマミキサー。狭い廊下を行ったり来たり。