星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

組体操

運動会、疲れる。

組み体操の練習で、3人技で飛行機というのがあるらしい。2人でひとりをもちあげる。息子は飛行機でもちあげられるほうだが、丁寧におろしてもらえなくて、2度も落ちそうになったという。それも頭から。1度は手をついた。2度目は前の子の服にしがみついた。すると服をひっぱるなと文句言われた。
3段ピラミッドは一番上に立つのだが、これも土台がゆらぐので落ちそうになる。
巨大ピラミッドがないから安心かというとそうでもないのだった。うちの不器用な子は、どんなところで想定外の怪我をしないとも限らない、

組体操がいやだ、と息子はちょくちょく連絡帳に書いていて、先生は、努力して達成感を味わおうよ、と励ましてくれているのだが、ちょっと待てよ、と。
具体的に、何がいやで、どうすればいやじゃなくなるのかを聞いてくれていないよ? これは、努力したり、がんばったら、こわくなくなったり、危険がなくなるという話じゃないよ?

ピラミッドの下の段の人たちがぐらぐらしているし、飛行機を支える人がいいかげんだし、でもそれで上から落ちて怪我をするのは息子なわけです。飛行機を支えるひとりはムーミンだけど、このムーミンは体はでかいが力はない。息子を持ち上げているのが重いから、よろよろとあとずさりする、そこで息子は空中から落とされる、自分が踏みとどまらなければ友だちが怪我をすると思って、ムーミンはきみのためにがんばってくれるだろうか? と息子に聞いたら、そんなことムーミンには無理だ、と息子は言った。
どうすればうまくできるか、を3人で話しあったこともないという。練習中のおしゃべりは禁止されているので、何も言えずにいたらしい。

だから、息子には、だれも助けてくれないよ、仲間はいい加減できみを守ろうなんて思わないし、先生の目は君にまで届かないんだから、きみは自分が怪我しないように、自分で自分を守らなきゃいけない、こわいとか危ないと思ったら、だれにどういわれても演技するな、そこで体育座りしていなさい、と私は言った。

それで思った。みんなの絆が、というようなことが組み体操のテーマになると思うけど、そこで、まず絆はあてにならないと教えなきゃいけないというのは、
そもそも組み体操をやることがまちがっていると思う。

組体操の練習にまったく参加していないYくんは、太鼓をたたくことになったらしい。練習を逃げきれずに、がんばってしまっている息子は、羨ましがっているが、運動会の組み体操から逃げるには、不登校と引き換えぐらいの覚悟がいる。

さて息子は、飛行機はこわいと、ついに連絡帳に書いた。ぼくは練習をがんばってきたけど、もう無理だ。ぼくは体育座りをするから、ほかの人たちには、先生から言ってください、と書いた。

それで私はムーミンママに電話した。息子がもういやだと言っている。もしかしたら三人技ができないことになるかもしれないけれど、だからといって、うちの子を責めたりしないようにお願いします。(ムーミンがうちの子を落とすからだよ、とは言わずにおいたけど、私の声はとげとげしていたかもしれない、ムーミンママの声もとげとげしてたからね)
もうひとりの子の連絡先はわからないので、連絡帳にその旨書いた。

運動会前日にそういう連絡帳に対応しなければいけない先生も大変だなあと思う。でもそれよりも心配なのは、また先生やまわりの雰囲気にほだされて、体育座りをせずに、がんばって飛行機させられてしまうかもしれない息子のことだ。

息子、また夜になると微熱が出るようになって、それも心配。こんな疲れる運動会はいやだ。感動なんかいらない、安心がほしい、組み体操やめてほしい。

あと2日。