すいとん

お正月なので鯛を焼いた。どん。Cimg1641 


宇和海産。叔父が釣ったやつ。大きいからしばらくあると思ったのに、あっというまに、頭だけになった。

あとは、じゃこ天入りのお雑煮があれば、私はそれで十分。
なんだけど、かまぼこもあげ巻もあるので、ついでに、お煮しめとおっきい卵焼きとなますぐらいはつくって、くりとか豆の類は子どもが食べられないので、かわりにスイートポテトをつくって、お重に並べた。
なんとなくお正月っぽい。

さてそれで、お雑煮つくろうと思ったら、餅がない。
買ってきたはずなのに、とパパがパニック。
餅を食べられない子どもと、なくても平気な私は、それじゃあ、すいとんにしようねえ、ということで、小麦粉の団子浮かべる。
じゃこ天入りすいとん、ゆず風味。

すいとんって、戦争のころ食べたんだよねえ」って子どもが言う。
どこで仕入れてきた知識だか。
そうみたいだねえ。ママの死んだママが、よくそう言ってつくってくれたよ。
すいとん、おいしい。また食べたい」
じゃこ天入りすいとん、たしかにおいしい。子どものころの普段食ですが、こうしてみると、私はいいもの食べて育ったよなあ。

で、お正月のすいとんを私たちは食べていたんだけど、
そんなものは食わん、というパパがあきらめずに探していて、
ついに見つけ出したお餅。よかったねえ。

ところで子ども、
何かのまんがで、誰かが磯辺焼きというものを食べているのを見て、ぼくも食べてみようかしら、と思ったらしい。
それで今朝、子ども、お餅というものを、食べてみる。
去年まで、同じ餅を泣いていやがって食べなかったのに。
食べている。
これだけ食べれるなら、おつゆに入れても平気かも。

すいとんでもよかったんだけど、私は。
じゃこ天さえ入っていれば。

かまぼこまで浮かんでる。
上出来すぎる。