ぼくはママをゆるさない  4

連載小説になりそう。

おまえの文章はまどろっこしい。そんなので通じるか。
と、パパは言った。母親だからそんなもんでしょ。
これでもそうとうがんばって、母親らしく感情的にやってんだけどね。
そんなわけで。

さらに追伸。

これは父親が言いたいことです。
いじめは犯罪だ。こんどのはさらに性犯罪だ。犯罪は罰せられる。
学校のなかで謝って済んで、ありがたいと思え。といじめた連中には言うべきだ。
犯罪に対して言い訳は通用しない。世間でも通用しないでしょう。
いじめをして、何か理由があるんじゃないかとか、理由なんかきくな。
おかげで、被害者がさらにぬれぎぬをきせられるというおかしなことになった。
悪いことをして言い訳できるなんてことを子どもに教えちゃいけないんだ。
まして、被害者の子どもに謝らせるなんてもってのほかだ。

言い訳できるとしたら、警察につかまったあとで、裁判所が決めることで、
それでも性犯罪に情状酌量の余地があるはずはないが、
学校は犯罪者の言い訳を判断しちゃいけない。いじめはするなと徹底して、
したら謝らせる、それしかできないはずだ。
間違った教育をするな。

以上です。



言いにくいことを、言ってくれたよ。
先生ばか、と直接はいいづらかったですけどね、私は。



子どもは、クラス替えのお願いするからねと言ったら、よろこんでいた。
さしあたって彼は、シムシティの新しいゲームに夢中で、そのほかの話につきあってられないって感じだ。