パアララン・パンタオ2013年8月②

☆AEIOU Cimg3611


パヤタス校、去年まで長い間先生をしてくれていたジェインが、今年はいない。
カレッジに通って教師の資格をとるんだという。
「資格があれば、公立の学校で、ジェインなら25000ペソはもらえる。でもここでは、6000ペソしか払えない」とレティ先生。

それで、去年まで2クラスだったのを、今年は午前も午後も1クラスにした。マリアペレが教えている。去年いたもうひとりの先生が産休になり、一方で、マリアペレの赤ちゃん(4番目の子)は1歳を過ぎたので、去年の途中からもどってきた。
それからもうひとり、アシスタントのグローリアが、先月からクラスのサポートをしている。
グローリアは、3人の子どもがいる。ハイスクールがふたり、小学生がひとり。
「子どもたちを学校に行かせなきゃいけないから、それでここで働いているのよ」と言った。

朝のクラスは、4歳から5歳の45人。
午後のクラスは、6歳から9歳の39人。

午前中の子は小さいので、名前を書くのもおおごとで、先生が下書きしたのをなぞっている子も。 Cimg3628

それから数字を数えて(英語で数える。)ここまで、数えてみようって、3を指すのに、テンまで止まらなかったりね。
子どもたち見ていたらとにかく楽しいので、お金はないけど、大丈夫だよ、という気持ちがしてきた。
大丈夫だよ。私たちは、幸せにしかなりません。

それから歌うたったり、踊ったり、飛んだりはねたりして、それからアルファベット。読んでみましょう。AEIOU。

それから、おやつ。おやすみタイム(椅子にすわって机にもたれて目を閉じる)のあとに、歌とダンス、最後にまた、数を数えたり書き取りしたり。Cimg3615_2


書けるまで、いのこりしてる子もすこしいる。

小さい子たちが、不器用な指で、鉛筆もって書き取りしてるのが、とても凛々しく見える。


☆リサイクル・バッグCimg3603



パヤタスの子たちの、親たちの主な職業はスカペンジャーである。ゴミのなかからリサイクル可能なものを拾って売る。
ジュースパックのリサイクルでつくったバッグを通学カバンにしてる子が、その鞄のもとになったジュースを飲んでいた。
バッグは近くのロイダさんちでつくっている。昼休み、マリアペレと一緒に買い出しに行く。あんまり予算もないんだけど、バッグとポーチとひと山買う。日本にもって帰って、バザーで売ります。
それですこしでも経費をつくりたいつもり。