星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

続 口は災いの

つづき。

5組のふたりのAが、先生に諭されたぐらいで大人しくなるとも思わなかったのだが、今日の昼休み、息子は、5組のSとDに呼び止められた。そこに4組の黒ぶちっちも来て、彼が事情を知っているかどうか知らないが、SとDに言われて、ふたりのAを連れてきた。息子は逃げた。

担任に言うと、昨日のことは、ほかの先生たちもみんな知っているから、大丈夫だと言ってくれたらしい。ただ、肝心の5組の担任だけが、出張でいない。

夕方、ピアノで、Yくんに会ったので、聞いてみる。彼の人間観察力は私は一目置いているのだ。非常に賢い子だし。どれもこれもうざったい連中だと言う。Yくんは教室には行かず、ふれあい教室にずっといるので、こっちにくればいいよと誘ってくれる。立ち入り禁止の紙も貼ってあるから、うざったい連中は来ないし、来てもつまみだされるから平和だ。

Yくんの3年生の妹も、給食の時間はふれあい教室に来るっていう。彼女はときどき、みんなと一緒に食べることができなくなるんだよね。

その教室に行くまでの廊下で出会ったらどうするかとか、先生に言ったら、説得されて来れなくなるかもしれないから、黙ってきたほうがいいとか、話してくれる。

今までがんばったんだから、今さら傷つくことない、ふれあい教室でのんびり過ごせばいいよ、来てくれたら楽しいし、とYくんママも言ってくれるし、それはいい考えだと私は思うのだが、教室からドロップアウトする勇気がないところが、うちの子の弱いとこだよ。

プライドは自分が自分であることがプライドであるべきで、優等生と思ってもらったり、まじめな子だと思ってもらったりすることが、プライドじゃないからね。とわかってほしいんですけどね。

学校に行くのがこわいけど、明日は漢字テストがあるから行くんだって。 

担任は息子に、他のクラスのことをとやかく言っていい権利はない、と言ったらしく、息子は自分が大失敗したように感じてショックを受けているが、もちろん言っていいよ、自分たちの学年のこと、学校のことなんだから、と私は言った。5組の学級崩壊のことなんて、下級生だって知っている。ただ、この学校は阿呆な連中がたくさんいるから、言動に気をつけなきゃ、いろいろうっとうしいよってことだし、世の中もそういうもんだってことだよ。

軽はずみな言動のせいでこわい目にあうこともあるよというのは、いい経験だけど(実際、楽しい気分にまかせて、ほんとにつまらんことをぺらぺらしゃべるから、いつかどこかで顰蹙買うよとは思っていたんだけど)、これ以上、連中の暇つぶしの相手させられるのもばかばかしい。

来週になっても、こわいがつづくようなら、休ませよう。

Yくんのお母さんは、Yくんが高校に行けるかしらとえらく弱気な発言をする。するとうちの息子が「ぜったい○○校とか✕✕校とか、上の学校を目指すべきだよ。実力はすごくあるんだから」と熱く語り出すのだった。「どうもありがとうございます」とYくんがお礼を言うのが、おかしい。

それぞれのピアノレッスンのあと、Yくんと妹は、息子のために、コンクールの曲を弾いてくれた。ふたりともいい成績だったのだ。近くで見たら、指がすごく長い。息子もお礼に「少年時代」を弾いた。ちっちゃい妹が、立ったままじっと聞いているのが、えらくかわいらしかった。息子も、家とはうってかわって、別人かと思うほど、丁寧に弾いている。ほんとにちっちゃい女の子のために。

小学生のくせに、と思う。小学生のくせに、互いにこういうふうにリスペクトできる友情をもってるっていうのは、すごいことだよ。