春。春休み。

うぐいす鳴いて、椿も咲いて、沈丁花もほころんで、春だ。

寒いあいだ、冬ごもりしつづけていたから、自業自得なんだが、
ごめんなさい、パアラランのニュースレターまだできてない。
遅れついでに、30日の終了式(地域の人たちへの啓蒙もかねて、子どもたちの発表会みたいなのもやります)の報告を待って、来月発行にしようか、と考えています。
見捨てないで待っててください。

それで急に春。
畑は草に覆われていて、私は毎日草引き。草のなかから、いちご畑が姿をあらわしたり、にんじんや玉ねぎ畑が出てきたりしている。
きみたち、育つのか。
不安だが、とにかく毎日草引き。じゃがいもも植えた。
3日おきにふきのとう収穫していたが、そろそろ食べおさめ。

それで春休み。
子どもが、最近すごいおしゃべりで、ああいえばこういう。
昨日、予防接種の2回目、病院に連れてったが、医者さん看護師さん相手にも喋りつづけてる。パニック起こすと泣く子だったが、最近はパニック起こすとしゃべりまくるらしい。注射を1秒で終わらせろ、と看護師さんに要求し、1秒半で妥協していた。
皮膚の薬もついでに出してもらう。これでしばらく病院に行かなくても大丈夫、のはず。

「おまえなあ、女子にきらわれるぞ」と昨日パパに言われていた。
「ママには何を言っても平気だから、ほかの女子もそうだと思ったら大間違いだぞ。ママみたいな女子はほかにいない。でもママはパパのもんだから、もうおまえのぶんはのこってない。それで、おまえみたいに言いたい放題わがまま放題してたら、ママ以外の女子は、出ていくぞ」
「え」と神妙な顔してたのがおかしいやい。

「それでな、女子というのは、まず生活が大事なんだ。朝起きる、歯磨きする、着替える。いつ片付けるのか、いつ寝るのか、考える。おまえはそれができん。自分の興味や趣味が最初で、生活はあとまわし。それでは女子とつきあえん。ママとつきあえるのはなぜか。ママも趣味が最初で、生活は最後。だが、こういう女子はなかなかいないし、こういう女子と一緒になったら、それはそれで苦労する。」
「え」と今度は私が声を出した。

そうなのさ。休みになったら子どもも、子どもにつられて私も、とたんに、ふつうの生活が難しいのだ。ふだんも息きらしながら、朝起きて、子ども学校にやって、みたいな感じなんだが。
チャイム鳴らそうかな、チャイム。キンコンカンコン。米研ぐ時間だよ、みたいな。……無駄だな。