星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

金色メッキワンワン

息子、Fくんがまた殴ってきそうにしたので「今度やったら先生に言うから」と言った。Fくんは手をひっこめた。

洪水ちゃんは、いつもたいてい一番に手をあげるが、答えがわからないのに、他の人が手をあげたら、我慢できずに手をあげているという場合も多いみたいだ、と息子の発見。そういうときはあてられてもしどろもどろで答えられない。
「授業中に手をあげるな、喋るな」とパパは息子に低学年ぐらいの頃から、わりとしつこく言っていたのだが、(それで息子は、どうしてもここは手をあげたほうがいいなと判断したときしか手をあげない、というスタイルを身につけたが)どうしてパパがそう言ったのか、洪水ちゃんを見ているとよくわかる、と言っている。(思い返せば、小学校に入学した最初の頃、息子もそんなふうだったのだ。)

たぶん、田舎のほうの小学校では1番とか2番とか、えらかった子たちなんだと思うんですけど、ここではみんながそうなので、これまでと勝手が違って、不安定になっている子たちも、ちらほらいるみたい。

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息子がクラスのOくんから聞いた話。隣のクラスの某男子が言った。「勉強なんか全然しなかったよ。でも受検したら受かったらこの学校に来た。勉強して落ちる奴がいるなんて気がしれない」。そう言って、Oくんの足を蹴ったそうである。
「ひどいよね。Wくん聞いたら怒るよ」と息子。息子と仲良しだったWくんは不合格だったのだ。勉強したのに。塾も行って模試も受けたのに。

勉強して受かったのと、勉強しないで受かったのと、どっちが頭がいいと思う?
と息子にきいたら、「しないで受かったほう」と言う。
つまりね、それはその某男子に、自分をより大きく見せたい、という欲望があるのかもしれない。そういう欲望が出てくると、人間はあぶない。
それできみは、勉強しなくても受かったと思う?
「絶対受かってない」
もしかしたら、その某男子は、本当に勉強しなくても受かるくらい、すごく頭がいいかもしれない。金色ワンワンかもしれない。何にもしなくても金色なわけ。でもきみはそうじゃなくて、言ってみれば、金色メッキワンワンなんだよ。勉強してメッキを貼ったぶんだけが金色なわけ。ということは、
「怠けたら、メッキがはげる……」
ピンポンピンポン。
でも一生努力して、メッキを貼りつづけたら、金色も金色メッキも一緒でしょ。

こないだペンキ屋さんのチラシがはいっていたんだけど、手を抜かないペンキ屋は、手を抜かない仕組みをつくるんだって。たとえば、中塗りと上塗りの色をわざと違える。そうすると塗り残しがないから。同じ色だと塗り残してもわからない。ペンキの使用量を減らそうとして、わざと塗り残すなんて不正直な仕事をしてもわからない。でも、色を違えると、そういう不正直ができなくなる。

で、もうすぐ中間考査の、わが家の金色メッキワンワンのために、
試験範囲の教科書と問題集を日割りして、一覧にして、毎日すこしずつ、塗り残しのないように、勉強計画を立てる手伝いをしましたけども、
全部できるかどうか知りませんけど、これをやって駄目なら、それはもうしょうがない、怠けたらそれは自分のせいだけど、
いまのところ問題は解いた分だけ、漢字も単語も手を動かして書いた分だけ、まじめに記憶した分だけ、のほんとにわかりやすい実力の子なので、国語は読解の問題だけはあたるあたらないは賭けですから、それ以外で点をとるということで、
正直なペンキ屋をお手本に、
がんばりましょう、金色メッキワンワン。



昨日は雨のなか、割引券や招待券があったので、息子と美術館のはしご。庭のあじさいがきれいだった。モネの絵がよかった。ヴェネツィアの大運河。

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玄関前のツバメの巣。また少し大きくなっている。ツバメさん来て、働いている。