手紙を書くのに、春の時候の挨拶ってどんなふうだろうなあ、とかつぶやいたら、パパが「冬眠から覚めた熊が、我が家の庭で糞をしていく春になりました」とか言い出して、手紙書けないんですけど。
こないだの庭の落とし物は、においと言い、大きさといい、やっぱり熊の糞のようで、それなら、ぜひ見たかったなー、熊がうんこするとこ。ってこわいけど。このあたり熊出没注意のお知らせが毎年何回かくるけど、見たことはないんだよね。ってこわいけど。
春が来た。お外に出たら来ていました。春が。ふきのとう食べたいなと思って畑に行ったら、もう開いてしまって、手遅れだった。残念。種まくのが遅くて、育ちそこねた白菜が菜の花になっていた。菜の花摘んで帰っておひたしにした。大根の残りも抜いて帰る。刻んで大根サラダ。
庭ではクリスマスローズが咲いていた。椿と、梅の花もようやく。この梅、毎年、ひとつかふたつしか蕾をつけない。どうかするとまったく咲かないので、ひとつでも咲いたら、えらかったねえと、思うことにしている。手入れしないので荒んだ庭である。
