星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

子どもの日とスーパームーン

子どもの日。
とはいえ、とくに何ごともなく、みんな家でのんびり。
のはずだったんだけど、ああ掃除しなきゃ、と思いたって掃除した。
全部じゃないけど。こたつもホットカーペットも片付けて、夏の準備。
掃除はしんどい。自分のがらくたには腹が立たないが、人がためこんだがらくたには腹が立つ。掃除はじめると、なんか怒りが湧くのである。
気持ちを平和に保つためには、見て見ぬふりで掃除しないのがいちばん、なんだが、それでもときどきは、掃除しないわけにいかない。
どう片付けても、散らかるし、私が散らかさなくても散らかるし、ものは増えるし、どうしようもないので、その場しのぎに片付け、その場しのぎに掃除する。
誰も自分のがらくたを処分できない。パパは拾ったりもらったりした中古の機械のあれこれを捨てようとしないし、子どもは玩具を手放さない、どころか、アマゾンの空き箱なんか、街作りして遊ぶときのビルに最適なので、10個もそれ以上も抱え込んでいるし、牛乳パックもいるし、ティッシュペーパーの空き箱も大事だし、いいかげんにしてほしいが、私も、たまった本の処分も整理整頓もできない。
それでまた、黴が。がたがたものを動かすと、窓際あたりの家具に結露ののちの黴がびっしり。黴取り黴取り。鼻の奥がまだ黴くさい。
生活って、しんどい。

毎日毎日片付けて毎日毎日掃除したら、すこしはきれいになるだろうかなあ、と、ときどき思うんだが、なんで片付けたのにまた散らかすのよと、毎日ぶち切れそうな自分が見えるので、そこそこにしとく。

心が平和であることと、怠けものであることとは、ときどき一致する、と思う。

さて、子どもの日。
子ども、一日中ムーミンのビデオみて、ゲームして、紙工作して、遊んでいた。そのほかは、かろうじて、ピアノの練習と、四字熟語の書き取りだけした。そして想像していたらしい。
ぼくは家出をしよう。

ムーミンたちみたいに、空き地に家をつくって、そこで自給自足(書き取りの四字熟語)で暮らすんだ。そうだ、そうしよう、それで家を出て行くためにはスーツケースがいる。
「ママ」と呼ぶ。「ぼくのスーツケースはあったっけ」
小さいのならあるよ。
「小さいのじゃだめだよ。服とかいろんなものいれるんだから、大きいのがいる」

似たようなことを、私もむかし考えたなあ、と思うんだけどね。
裏山に秘密基地つくって、毛布なんか運び込んでたし。
でもこの子どもには、裏山もなければ秘密基地もない。山はあるけど、熊が出るからひとりで行っちゃいけません、なんだよね。
かわいそうに。

それで大人は、ほんとうにつまらんことを言う、と、われながら思ったなあ。

スーツケース大きいの出してあげてもいいけど、重たいよ。それで家出して、どこへ行くの。どこで寝る? 公園にテントはる? でもうちにはテントないし、段ボールハウスでもいいけど、さっき潰しちゃったし。公園だと見つかって連れ戻されると思うよ。うちの畑なら見つからないけど、たぬきとか鹿とか、ひょっとしたらイノシシもくるし、今日見たら、ムカデもいたし、カメムシもいたし、蟻も這うよ。自給自足っていうのは自分で作って自分で食べる。ということは畑仕事が基本だけど、でもおまえは虫もきらいだし、草引きもいやだし、水やりもしんどいし、なんにもできんでしょう。
家出はまだ無理っぽくないかい。あと10年ぐらいして考えるのがいいと思うよ。

「よし、わかった。そしたらぼくは車の免許とってから家出する」
あら。なんか、前向きっぽい。

日ごとに生意気。
夜の空には、大きなお月さま。スーパームーンだって。Img_4389 


  もうひとりのわたしがどこかとおくにいていまこの月をみているとおもう