星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

雨漏り

台風は温帯低気圧に変わったらしいけど、大雨は大雨。

台所が、雨漏り。ピチャンピチャン落ちてくるのを、器で受けているが。
家じゅう見てまわる。

以前に一度直したから、瓦のところは大丈夫らしい。トタンのところが駄目なんだと思うけど、トタンはもうボロボロで、ちょっとした補修程度ですむ話でもないらしいのだった。
どうしようもない。金もない。

聞こえないふり。見ないふり。

「ママ、雨漏り!」という息子の声に、ずっと昔の、弟の声が重なる。
姉ちゃん、雨漏り!と大騒ぎした弟は、小学校5年だったかな、

鍋とか洗面器とかあるだけ出してきたが、ぜんぜん間にあわない雨漏りだった。押入れではふとんがぐっしょり濡れていた。水がどんどんあがってくるのを、息を止めて見ていた。結局床上浸水して、腰まで水につかって避難した。
途中転んで、頭まで泥水につかった。翌日から、体じゅうに湿疹ができて、痒かったんだけど、後始末でみんな忙しいから、誰もかまってくれなかったな。

雨漏りは父がなおした。毎年傾いていく家のすきまも、父がなんとかした。本棚も机も、どっかから廃材をもってきて父がつくった。なので、ボロ屋にいても雨漏りしても、お金なくても、平気だったんだなあと、今さら思う。

この家に雨漏りなおせる人はいない。お金もない。
なので、雨漏り困る。

一昨日。
「ママ、台風がやってきて、台風の目がやってきて、台風と目があってしまったらどうしようか」
って息子が言ったのが、おかしかったけど、
それで私たちは、にらめっこして遊んだけど、

台風と目があうと、雨漏りするみたいだよ。

天井に、台風の目みたいな雨漏りのあと。

ピッチャンピッチャン。