星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

誕生と死と

木曜はパパの誕生日。パパと子どもとケーキを一緒に買いに行ったが、帰ってきてあけてみたら、丸いイチゴのケーキのネームプレートには子どもの名前。
きみの誕生日は1週間前に終わったでしょう。
そのうえ9の字のロウソクたてて、火をつける。
パパの誕生日は、子どもにのっとられてしまったな。

この道の並木が紅葉すると、子どもが生まれたときのことを思い出す。病院を退院して赤ちゃんを抱いて帰るとき、紅葉が目にしみた。Cimg1230_2 




金曜日、お昼頃、実家の父から電話。めったに連絡とりあわない家族なので、たまに電話があると、何かあったかと、心臓がどくどくする。父さんに何かあったか、とまず思うが、電話をかけてきているのが父さんなので、そうではない。

昔、隣同士に住んでいて(2つに仕切った一軒の家に住んでいて)、いま広島にいるFおばさんが危篤。

おばさんの2人の娘の、関西にいる長女が、田舎にいる親族に連絡とろうとして連絡先がわからず、うちの父の電話番号を記憶していて(子どものころ、家に電話がないので、うちの電話を呼び出しに使っていた)、まず父に連絡がいったのだった。
午後、市内に降りて病院まで行った。

さっき自宅に帰られたところです、という。
その自宅に向かう。車のクラクションが鳴るのを3回くらい聞いたけど、どうして鳴らされたかよくわからない。たぶんふらふら歩いてたんだな。
川が青いのが目にしみる。おばさんの家に行ったら、鍵がかかっている。近くの家の銀木犀の香が流れてくる。次女と連絡ついて、斎場にいるという。近いので歩いてゆく。

朝、亡くなった。もうずっと前から、いつ死んでもおかしくないくらいたくさん病気をかかえていた。たまに会いに行く度に、「昨日まで死にかけていたのよ、今日やっとよくなった」と笑っていた。
だから今度ももちなおすんじゃないかと、すこし期待したんだけど、と次女さん。
83歳。仲良しだった私の母より30年も余分に生きたよ。
眠ってるみたいだった。

久しぶりに会った幼なじみの姉妹と、あれこれ話したり泣いたり話したり笑ったり泣いたり、した。

明日、出棺。家族でゆきます。
3年前、一緒に旅行したときの写真を見ていたら、あれこれ思い出して泣ける。子ども、お手紙を書いた。
 
  ○○のおばあちゃんへ
 生まれたときに、会いに来てくれてありがとう。
 一緒に旅行してくれてありがとう。
 また世界のどこかで会いましょう。
 地図を受けとって。

夏休みにつくった世界地図をコピーしたやつを、もっていってもらうんだって。

まだ、信じられない。
私には、もうひとりの母親のようだった。