息子と青春18切符の旅 3日め山陰本線と三江線

3日め。
朝いちばんの快速で鳥取へ向かう。この日はひたすら列車に乗って、帰るだけ。鳥取で乗り換え、米子で乗り換え、江津からは、三江線に乗り換える。
日本海が、青い。

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朝はコンビニのおにぎりとお茶。本当は、駅弁の旅の予定でもあったのだが、乗換とかいろいろ忙しくて、弁当を買う暇がない。米子でようやく少し時間があったので、お昼の弁当探しに行くが、息子は慣れないものへの警戒心で買う勇気がなく、私は財布が心配で買う勇気がない。結局またコンビニ弁当になった。ハンバーグと唐揚げ。

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江津から三江線江の川沿いに、山のなかを走る。四国の予土線に似ている感じかな。予土線四万十川沿いを走る。天気はいいし、のんびりしているし、田んぼの緑がてらてら輝くのを見ているのは、ひたすらいい気持ちだが、山の中の風景に飽きてきた息子は、運転手さんの横に立って、線路を見つめ始めた。猿が横切って行ったりする。

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 三次近く、見たことのある景色だと思ったら、信木というところで、義父さんのほうの先祖の里、一度、息子がまだ幼稚園のころに、来たことがある。私はようやく地理を理解した。

三次から芸備線、広島駅に着いたのが、夜9時頃。駅がごったかえしているのは、野球が終わったところなんだろう。そういえば、駅は工事していて、広島駅、きれいになっている。
駅でまたコンビニでおにぎりとかサンドイッチとかビーフンとか買って、晩ご飯。可部線で帰ると、パパが迎えに来てくれていた。
この日は、13時間ほど、乗っていたことになる。ホームに降りても、しばーらく体がゆれていた。
帰宅。無事旅が終わった。

私の財布の残高1000円。切符代、宿代、すべてひっくるめて、2泊3日ふたりできっかり5万円の旅だった。上出来じゃないだろうか。
パパへのお土産は、大阪で友だちがもたせてくれたゼリーと、上川口で名誉駅長さんがくれたビスケット。(助かりましたっ)

楽しかったよ。息子は列車のいろんなことを知っていて、しっかりしていたし、たのもしかった。また行くって言ってる。旅はひとりがいいと私はずっと思ってきたけど、きみとなら、また一緒に旅してもいいと思うよ。