星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

おかえり


宇和島出身アーテイストたちの共演だって。今年伊達400年祭だったから。帰省の度、町がさびしくなっている気がしたのは、気のせいではなくて、想像以上に人口が減っていることに驚いたんだけど。18歳になると町を出て、そうして帰って来れなくなってしまうから、自然ななりゆきではあるんだけど。
高校を卒業する頃に、高校は違ったけど中学のときに仲の良かった友だちとお城山に登った。彼女が、自分も進学するけど、親も転勤で宇和島を離れることになったと言った。ずっとここに住みたかったのに、実家もなくなってしまう。
ずっとここに住みたいかどうか、私はわからなかったけど、あのとき彼女がそう言ったので、お城山から見おろした町の景色がふと愛おしかった。
いつでも会えるような気がしていたのに、あれから一度も彼女に会っていない。いまどうしているか、どこで暮らしているかも知らない。私の誕生日に、山崎正和の「世阿弥」の文庫本を買ってくれた友だち。
こんなに、帰れなくなるなんて、思わなかったよな。