星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

step by step

向かいの森の桜がようやく咲いた。Img_4128 
雨のなかで、きれい。

新学期。またいつものように、朝7時、子どもと一緒に家を出て、登校班の集合場所の公園へ向かう。
1年生になったとき、途中の家の犬が吠えるのがこわいと泣いて、朝、ひとりで行けなかった。それで公園まで一緒に行くことにしたが、夏休みが近づいても、冬休みが過ぎても、ひとりで行けない。
2年生になったらひとりで行くと言ったが、2年生になるとやっぱり無理だと言い、ひとりだったらいじめられるかもしれないとか何とか言ってひきのばし、冬休みが終わったらひとりで行くと言ったが、やっぱりまだ無理、と言い、3年生になったらひとりで行くと言ったが、「もしかしたらすこし延長になるかも」と言って、いまその延長期間。

公園の近くのSくんちには、ひとりで遊びに行けるのに、なぜ朝はひとりで行けないのか。途中の犬のところでは、飼い主のおばさんが毎朝毎朝、犬が吠えないように庭に出てきてくれて、「いってらっしゃい」と声をかけてくれる。
2年間、学校のある日は毎日。たいへんなことです。
申し訳なくありがたく。

それでも子ども、少しは自覚があるのか、最初の日、公園まであと5メートルくらいのところで、「ママ、もう帰っていいよ」って言った。次の日は、さらに5メートル手前で、次の日は、さらにさらに5メートル手前で、「ママ、今日はここまででいいよ」って。
公園まで200メートルあるんだけど、この調子だと、あと何日くらいで、ひとりで行くようになるのかな。

step by step 一歩ずつ。
面倒くさかったような、楽しかったような、朝の散歩も、もうすこしかしらね。



それで昨日の朝は雨のなか、私が登校当番。公園からさらに、大通りのバス停まで、黄色い旗もって付き添って歩く。転校生にもはじめて会った。

その3年女子の転校生、挨拶したら、にこっと笑って、おはようございますって言う。何組?ってきいたら、またにこっと笑って、×組って言う。誰先生?ってきいたら、またにこっと笑って、××先生って言う。前はどこの小学校だったのってきいたら、またにこっと笑って、××小学校って言う。
朝から、女の子の笑顔になごんだ。
相手に対して、自然に笑顔をつくってお話する子って、このあたりでははじめてみた。

それで気づいたんだけど、子どもたち、不機嫌すぎないか。
女の子たちは、毎朝、超不機嫌なおばさんだし、おばさんくさい姉ちゃんをもった弟群は、しょんぼりしてる。例外的に、しっかり挨拶できる男子もひとりいるが、ほかの男子はただぼんやり、突っ立っている。
私の子どもは、自分の頭のなかが楽しければ、何もなくてもへらへらしてるし、そうでなければ表情がない。

小学生も、もうそれぞれに人生の表情みたいなのはちがってきていて、個性、というよりは、もっと宿命的なものの気がするけど、子どもたちそれぞれに、それぞれの傘、それぞれの人生、ご苦労だなあと、雨の中、1ダースほどの子ども、並ばせて歩きながら、思った。

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