Strawberry Fields 
って、私の畑のことですが、
思い出したので、ひっさしぶりに聞いた。
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Strawberry Fields Forever
……なにも現実ではなく、なにもこだわることはない。
昨日は久しぶりの雨。外に出ると、あちこちで、田植えをしていた。
午後、お世話になっているボランティアグループの会合にゆく。
子どもは、日曜の夜は、作文の宿題が待っている。
何を書けばいいかわからないって言う。
なんでもあるでしょうよ。この話もその話もあの話も。
どの話もあんまり書きたくないらしい。
それより、私は晩ご飯をどうしたらいいかがわかんないわ。
ギョウザの材料ぐらいはあるのかなあ。
「それがいい。それにしよう。ぼく、水ぎょうざがいい。その話を書こう」
って言う。
子どもの作文を手伝うのは、まず、畑にニラを摘みにゆくところから。
すぐにゲームのほうに行きたがる子をひきずりもどして、手伝わせる。
手伝わなかったら、作文書かせない。連絡帳に、この子は何にもお手伝いしませんでしたって、ほんとのこと書いてやる。
それで子どもに手伝わせたら、すごいかたちのが、できるねえ。
不器用とは知ってるけど、ほんとに不器用だな。
途中で気づいたらしい。中身を少なくして、皮のほうを大きくすれば、包みやすい。
そうだけど。
なんかそれって、すいとんに近いよね。
水ぎょうざ、嫌いなのに、ってパパが言う。しょうがないじゃん。それで作文書くって言うんだもん。明日き焼きぎょうざにしてあげるよ。
作文書きだしたら、あとは手伝いませんが、楽しい現実も作文になるとつまんない。
ただのレシピですがね、それは。
こないだは、イチゴケーキのレシピだったし。
昨日いちご摘んでない。摘みにゆこう。
Strawberry
Fields。雨上がりだからきっと、なめくじがはりついている。
