17歳の有権者

投票日が今月末になったとき、ああ、ぼく選挙権ないな、と息子が言った。投票日の翌日が誕生日なので。そして次の瞬間、ぼく、選挙権あるらしい、と言った。ツイッターで呟いたら、誰か、法学部の学生さんらしいけど、教えてくれた。投票日の翌日に誕生日の人まで、選挙権あるよって。
いちばん若い有権者

で、投票用紙来た。
選挙当日は模試なので、期日前に行くことにした。学校に迎えに行った帰りに、区役所に寄った。すると、息子だけ受付でせきとめられている。17歳の有権者が来たので、係の人がとまどっていた。
こんなことははじめて、待ってください、調べますから。
係の人たち、ばたばたばた。すみません。こんなこと、はじめてで。
選挙権はたしかにある、でも期日前投票はできない。不在者投票になりますっていうので、息子、不在者投票する。投票用紙を一通ずつ封筒に入れて、表に自分の名前も書いてっていう、なつかしのスタイルで投票してた。
レアな体験したね。
廊下で誘導していたおじさんからは、初めての選挙よく来たね、と言ってもらって、ポケットティッシュもらってた。

最近の彼の愛読書は、受験情報誌で(こないだまでは鉄道情報誌だった)、買わなくても送られてくるし、ユーチューブもあるし、始終眺めてるよな、配点がどうとか得点率がどうとか、傾斜がどうとか。受験生だから、それはそれでいいんだろうけど、なんというかそれが、
なんというか、競馬予想紙でも眺めてるような具合で。
息子の話聞きながら、昔、友だちに、競馬新聞の読み方、教えてもらったときのことを思い出したわけなんだけど。
でもさ、走る馬が、きみなんだよ?
 
そしてこの人は、もう、進学先を考えているのか、旅先を考えているのか、あやしいけど、志望校群に、琉球も書いたら、遠いけど親は反対してないの?と先生に聞かれたらしい。それからさらに、きみはいいの?沖縄、電車ないよ?
と言われたって、、、きみ、小学生か、、、。