2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

どこか、安心できる場所で

今読んでいる本のタイトル。「どこか、安心できる場所で」(新しいイタリアの文学)という短編アンソロジー。子ども、底辺労働者、移民たちのささやかな物語たち。なんといっても本のタイトルがいい。ちょっと泣きたくなるタイトルだ。朝、弟から電話。いき…

合唱祭と冬休みと紅まどんな

冬休み前の最後の行事が、合唱祭だった。息子たちの学校、4年生(高1)までしかしないので、今年が最後の合唱祭。彼は今年も、ピアノ伴奏という彼的に快適ポジションを得た。男子の声の揃わないのとか、女子にまじめにやってと叱られるとか、そういうごたご…

一隅を照らす

数日前。息子は恒例の、小テスト0点に課されるペナルティ作文をもってかえった。真夜中、もう寝てくださいという時間に書き始める。1枚でいいのを2枚もらってきて、表裏ぎっしり書くつもり。シャーペンの芯を太く濃くした分だけは読みやすいかもだが、相変…

真っ赤な秋

朝、外に出ると風景が赤い。向かいの森が真っ赤だ。 森の奥にいる考える人。12月。私がどんなに怠けても、季節は怠けずに過ぎていく。過酷なことだ。11月の終わり。ひさしぶりに映画を見に行った。「ゴッホ、永遠の門」。よかった。ときどき視野がゆらぐのが…