2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「隠された放射能汚染を暴く」

子どものころ、国境線ひとつで、住む世界が全然違ってしまうことが、不思議でしかたなかったんだけれど、今きっと、西日本と東日本では住む世界が違って、原発からの距離によっても、風向きによっても、地方自治体によっても、そこの首長の判断によっても、…

雨の一日

朝、雨音で目がさめた。 だけど、目がさめても目がさめても、悪夢の中だ、目がさめたらまた、悪夢のなかへ出てゆくんだ、と雨音が耳元でささやいて、起きたくない。 それから、ここの雨は、まだ大丈夫だ、と考え直す。 「おなかすいた」と子どもが言うので、…

中国の原爆症 1998年 "Death on the Silk Road"

目にとまったので。 BBCかな。1998年 "Death on the Silk Road" http://www.youtube.com/watch?v=DVoId7oRMWc&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=Rs5sk0jOm88&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=Z4tZSby0rm0&feature=related 1…

奨学生からの手紙

パアラランの奨学生たちから、卒業証書、成績表、手紙が届きました。 ジョシエルは高校を卒業しました。平均が80点以上というすっごい成績です。 いまから十年以上も前、まだ彼女がパアラランに通っていたころ、英単語の書き取りの試験で、私はいつも50…

傘。荒れ地の苺。

昨日の朝、療育で一緒だった1歳下の男の子のママで、なんと私が学生のころに家庭教師した女の子の、Mちゃんから電話。久しぶりだ。 30分後、やってきて、一緒にごはんを食べに行く。 息子は1年生になったのよね、と聞くと、私立の小学校に通わせている…

運命

10歳の夏、いきなりひどい倦怠感に襲われた。ふらふらしてつらくて怖かった。それから今にいたるまでつづく原因不明の倦怠感は、両親が戦後の広島で暮らしたこと(母親は原爆を遠くから見た)、自分が広島で生まれ育ったことと関係があるだろうか、とパパ…

小出裕章氏の話「参議院行政監視委員会」

昨日の参議院行政監視委員会、文字おこしされていたから、貼ります。 http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/23/sangiin-may23/ 小出裕章氏の話「参議院行政監視委員会」 ---------------------------------------------------------------------------…

生きるか死ぬか

「生きるか死ぬか、それが問題だ」 と、突然子どもが言うので仰天する。いつものように、暇つぶしに電車の絵などかきながら、言うのだ。 「生きるか死ぬか、それが問題だ。 死ぬのは、眠ること。眠れば夢を見るだろう」 シェイクスピアの「ハムレット」だが…

避難勧告情報

避難勧告情報 http://matome.naver.jp/odai/2130043480251952301?lastUpdated=1305955651434 占領下の日本で、広島長崎の原爆被害のことは、言論統制されていたわけだけれど、結局、今の政府も似たようなもの、ということか。 アメリカが残酷だったのではな…

攻防

風評被害に加担しよう。 福島原発事故による食品汚染まとめ http://matome.naver.jp/odai/2130581301617336701 風評被害などという言葉を、使わないほうがいいと思う。量の多少に関わらず、内部被ばくに関わる以上は、実害なんだから。 政府や東電による発表…

花の日。虹の戦士号。

今日はいじめられなかったらしい。しばらく様子見かなあ。 ふざけ方が乱暴なのを私の子が受けとめられないだけなのか、いじめやすいからいじめているのか。たぶん理由はないんだろうな。Gくん、授業中も休み時間もとにかくじっとしてはいられないようなんで…

午後4時の

顔を見る度、いのししみたいに突進してきて、私の子どもをこわがらせていたSくんは、突進を叱られて、しばらく困っていたが、今は、肩を組みにくるようになった。今朝は「ぼく、りくしの見守りしてやる」と言って、仲良く肩くんで学校に行った。なかなか賢…

牧歌的

参観日。Nくんのお母さんとNの弟妹と一緒に学校に行く。 算数。フリーズ先生がんばっている。補助の先生もいるが廊下にいるだけで、教室はなんとか平安がたもたれていたが、はらはらするなあ。授業はおそらく予定の半ばまでしかすすまず。 休み時間、Sく…

ガザ朗読劇&シンポジウムのご案内

去年、広島の公演に行きました。迫力の朗読劇です。 今度は京都です。 〈転送・転載歓迎〉 *************************************************** ガザ朗読劇&シンポジウムのご案内 5月21日(土)@京都大学 ******************************************* …

不思議の国

うさんくさいなあ、と思ったんだった。何か隠していそうだよね、と震災直後の原発事故の報道見ながら思った。NHKニュース見る度、すごく気持ち悪かったんだ。風評被害、という言葉が吹き荒れたときも、うさんくさかったけど、今となっては、最悪の風評は…

草笛

昨日の夕方、近所のNさんのお婆さんが、やってきた。犬の散歩の途中に。草笛を吹きながら。 私の子どもに会いに。 なんでも、カラスノエンドウの豆を笛のように鳴らす、そのやりかたを、教えてあげるって約束したらしく、わざわざ摘んで、もってきてくれた…

「救救孩子」

手元にある魯迅の本は昭和42年発行のもので、「狂人日記」の最後のくだりを、竹内好はこう訳している。 「 十二 考えられなくなった。 四千年来、絶えず人間を食ってきたところ、そこにおれも、なが年暮らしてきたんだということが、今日やっとわかった。…

原発関連

原子力資料情報室 http://www.cnic.jp/modules/news/ 小出裕章氏の情報 http://hiroakikoide.wordpress.com/ 武田邦彦氏のブログ http://takedanet.com/ 明日に向けて(守田敏也氏のブログ) http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011 森住卓氏のブログ http://mph…

死の灰の雨降りやまぬ

死の灰の雨降りやまぬ地に生きていいえ憎んだことがありません 野樹かずみ って短歌が、ふいに耳によみがえってきた。たしか新人賞の受賞作のなかにあったはず。「路程記」の一連。なぜ歌集に入れなかったのか記憶がないんだけど、20年の歳月を超えてきた…

「トムとジェリー きょう怖の大冒倹」その2

警報は朝には解除されて、子どもは学校に行った。 お話のつづき、いきます。 タイトルは、大冒険、の間違い。もちろん。 さて、ニューヨークに着いたトムとジェリー。 ☆ 「町には世界の名車も。」(車が売られている絵) 「トムは車をかった。」 「ジェリー…

「トムとジェリー きょう怖の大冒倹」その1

夜になってまた大雨警報。 「ぼくは大人になったら、はこぶねをつくるひとになるんだ」って子どもが言う。「それで、動物たちをはこぶねにのせて、たすけるんだ。大雨や洪水や津波から」 箱舟の話なんかしたことがないので、出典を訪ねたら、ピンクパンサー…

『ハッキョへの坂』河津聖恵詩集

河津聖恵さんの新しい詩集。『ハッキョへの坂』 http://reliance.blog.eonet.jp/default/2011/04/post-60ba.html 言葉は、詩人がこれらの日々をどんなふうに生きてきたかを率直に伝えて、私にはとても親しく感じられるのですが、なかでもことさらに親しく思…

春の夕暮れ

春の夕暮れを畑にいる。せっせと水をやったのに、明日は雨みたい。 蕗を摘む。蕗の葉の下には神さまがいるというアイヌの話を思い出す。 もうすぐに、捨てられてゆく村の畦にも、蕗の葉はゆれているだろうな、と思う。牛が殺されてゆくこと、コゴミも蕨もぜ…

縮み志向の日本人

「ヒロシマ・ナガサキを考える」という冊子の、金信煥さんの文章「在韓被爆者への支援」に次のようにあった。 「これは、結論的に言うと、梨花女子大学の李御寧(イ・オニョン)教授の『縮み志向の日本人』という本に集約できます。日本人はことごとに「縮み…

応援メッセージ

3日ほど留守してる間に、畑の草は、ぐん、と伸びていた。 カボチャや枝豆やみょうがの芽も出ていたし、じゃがいもの葉もふさふさしてきたし、いちごは青い実がたくさんついてるし、グリンピースもさやができているし、葱坊主もたくさん。たのしみたのしみ。…

アジア主義者の夢と挫折

『なぜ日本は「大東亜戦争」を戦ったのか アジア主義者の夢と挫折』 (田原総一郎 PHP研究所) という本を読んだ。 帯文 北一輝、大川周明、頭山満、松井石根 彼らは本来、大東亜戦争に反対だった…。 大戦略を構想した巨人たちの語られざる肖像に迫る。 …

「これが私の故里だ」

ふるさとや石垣歯朶に春の月 永き日のにはとり柵を越えにけり たとえば芝不器男の俳句からは、愛媛の南予の、つまり私の郷里の匂いを、息苦しいくらいに感じる。それらの句は、不器男が作者でなく、風土が不器男の手を借りただけだと思えるくらい。 山口にい…

閉じ込められた春

フォト・ジャーナリスト森住卓さんの 「汚染された村 飯館村・閉じ込められた春」 http://mphoto.sblo.jp/ ☆ 昨日から山口の義父母さんち。今日は津和野に行った。とちゅう、徳佐の駅のホームで、SLやまぐち号を見る。ほんとうは乗りたかったけど、連休当…

子どもの自由帳のあたらしい新聞記事。 こんどは「中國新聞」って書いてある。中国じゃなくて、中國。 ☆ 「またもやダイヤどろぼう!! ××はく物かんでダイヤどろぼうが出た。このどろぼうは町からはなれたところにすんでるはかをほるネコだったらしい。」 …