2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あこや貝のように

宿探し。 見当はつけてある。斎場から焼き場へ続く道にあるビジネスホテル。 フロントに人がいないので、たぬきかきつねの宿かもしれんぞ、とパパは警戒していたが。 5月に帰省したときに見つけたのだ。 http://sorayuku.spaces.live.com/blog/cns!7AC408F9…

お城山

27日日曜日。 朝、お城山にのぼる。おばさんは階段が無理なので、商店街で、どっか喫茶店にでもいるわ、ということにする。 お城は山の上にある。ちびさん途中で、疲れたとか抱っことか言うかしらと思ったけど、けっこう頑張ってひとりで登った。 お城の白…

帰省

土曜の午後、しまなみ街道経由で宇和島へ向かう。 Fおばさん(80歳)も一緒に連れて帰る。途中で叔父の家に電話する。 いまからそっちに帰る。うちのちびが、釣りをしたいいうんやけど、明日あいてたら、連れていってやってくれる? おお、ええよ。 ゆう…

運動会

26日土曜日の午前中、幼稚園の運動会。 去年は先生に抱っこされて入場したことを思えば、自分で歩いて運動場に出て行けたのは、すごい。 最初は準備体操。クラスで相棒になっている(年中さんと年長さんのペア、または3人)年長さんのふうちゃんと年中さん…

マニラの洪水

パアララン・パンタオの友人のみなさんへ 私たちは無事なので、心配しないでくださいということです。 ジェイからのメール。↓ Hi Ate Kazumi, We are all safe, pls. do not worry anymore. Let's just pray for those who were badly affected, a lot of pe…

ダンボールハウスのつくりかた

昨日、幼稚園バスを降りて歩きだしたちびさん、手にした紙きれを、幼稚園で何か落書きした紙なのだが、もういらないから捨てるんだ、という。「家に持って帰ってゴミ箱に捨ててよ」と私は言った。 私は言ったのに。 ふと見ると、紙きれがない。問い詰めると…

2006年12月 パヤタス&エラプ

また久々に、パアラランのブログ更新 「ジュリアンの就職」 「エラプ校へ」 http://paaralang.cocolog-nifty.com/blog/ 2006年12月の話です。 このあと、パヤタス校の移転があって、日本では助成金獲得の闘争があって(書類つくるのに、毎晩夫婦喧嘩だ…

旅について

旅は、ひとりでするもんだと思っていた。 学生のとき、韓国にひとり旅したときから、当然のようにそう思ってきた。集団で旅するのは(たとえ少人数でも)旅ではなく移動である。 ひとりなら、旅で出会う光景や人のほうを向くことができる。でも誰か一緒だと…

蜘蛛の家

気がつけば、秋の空、秋の草、秋の匂い。 庭に出ると、秋海棠やらシュウメイギクが花盛り。 手入れしないので、蜘蛛の巣もいっぱい。 かすかに、金木犀の香もする。すこし咲きはじめたか。 夜は向かいの森で、虫たちが大鳴きしている。 この連休に掃除する予…

汝、故郷に帰れず

1年に1度くらい、故郷に帰り、まだ生きている父の顔だけ見て、山にのぼったり、海を見たり、図書館に行ったりして2日ほど過ごし、また立ち去る、ということをしている間は気づかなかった。ひとり暮らしをしている間は、というべきか。故郷はないというこ…

海の水の譚詩

海の水の譚詩(バラーダ) ガルシア・ロルカ 海は 遠くでほほえんでいる。 泡の歯に 空の唇。 ──何を売っているんだね、おお 濁った娘よ 両の乳房を風にさらして? ──わたしが売っているのは、あなた(セニョール) 海の水です。 ──何を運んでいるんだね、お…

ユリシーズ

遠方ならいざ知らず。広島である。平日の夜に、幼稚園児を放ったらかして、行ってきた。 「現代のユリシーズが往く地霊の旅」 白石かずこ(詩朗読・お話) 高橋悠治(ピアノ) 沖至(トランペット) 井野信義(ベース) お話ゲスト 井野口慧子 パパが、ベー…

続・瀬戸大橋を渡る

日曜は、晴れ。 瀬戸大橋を渡って帰る。 その前に、午前中、栗林公園に遊びに行った。 入口で、車椅子を借りる。そりゃ広い庭園を歩くより車椅子が楽、 と思ったら、おばさんが乗るのではないのである。 車椅子に荷物を乗せて、もたれて歩くのが、楽なのらし…

瀬戸大橋を渡る

雨の瀬戸大橋は美しかった。 銀世界に、銀色の橋の幾何学模様が、ほんとうにきれいで、うっとりした。 島のサービスエリアに降りると、空中にかかった橋を、電車が走っていくのが見えて、車体が一瞬よぎるのをみただけで、電車の名前が言えてしまうちびさん…

ナイトメア

男に捨てられる夢を見た。 やれやれまたか、と夢のなかで思っている。 しばらく家を留守にしていたので、もう帰る場所はないんだそうだ。 ずっと前から考えていた、だからもうそうなるしかないのだ、と言われても、そんなこと、言葉にされるまではわからない…

お知らせ

詩の朗読とライブのお知らせです。 「現代のユリシーズが往く地霊の旅」 白石かずこ(詩朗読・お話) 高橋悠治(ピアノ) 沖至(トランペット) 井野信義(ベース) お話ゲスト 井野口慧子 2009年9月15日(火) オリエンタルホテル広島4Fボールルー…

新しいお弁当箱

いろいろと出費がかさむので、節約しなくちゃ節約しなくちゃと心がけていたはずなのに、ふいに足を踏み外すみたいなことをしてしまう。 そう、してしまうのだ。 連休のなか日が、町内会の敬老会の行事で(パパは役員で)、どこにも行けない、とわかったとた…

くもりのちミートボール

「てんきは、くもりのちミートボールなんだ」とちびさん。「はれときどきミートボールもあるんだ」 ??? 出典を聞いてもわからないんだが、なんなんだ。 「ママ、ぼくはおさとうと2しゅるいのスパイスがいるんだ」 どうするの。 「おさとうと2しゅるいの…

ある犯罪

その犯罪に、私の名前をつけてもよいと思った。 しばらく前に見かけたニュースだ。関東の地方都市で、29歳のホームレスの女性が、路上で子どもを出産し、未呼吸のまま死んだ子を遺棄して逮捕された。好きな人の子じゃないから捨てた、と言う。 犯罪なので…

「トムとジェリー」

休日、朝からうちの男の子たちがけんかしている。 「おまえみたいな、わがままな赤ん坊は、幼稚園に行かなくていい。パパが行く」 「だめえ、だめなのお、ぼくがいくの」と、ちびさん、すでに泣いている。 それで、パパは息子の泣き顔に萌えるんである。かわ…

微妙な情勢

数日前の朝、幼稚園バスを待ちながら、通りかがった70代ぐらいのおばあさんとおしゃべりした。 「ひとりっ子かね。あとふたりぐらいつくらんと」 いや、それはもう無理。 「子どもつくったら、金くれる言よるがね。ひとり26000円じゃと。もらえばええ…

「地球が舞台 2009年9月号」

パアラランのニュースレター 「地球が舞台 2009年9月号」できました。 特集は、パアララン・パンタオの幼児教育。 レティ先生のインタビュー記事とカリキュラムを載せました。 これから発送にとりかかります。 いままで送付したことのない方で、欲しい…

自分の気持ち

「ぼく、はやくおわるといいなあと思うんだ。2時まで、がまんできないような気がするんだ」 と朝、靴をはきながら言う。 なんで、ってきいたら「はやく帰ってママといっしょにいたいんだ」 「でもさ、家にいるのも幼稚園に行くのも、どっちも大事なんだよ。…

新学期

さて、新学期。 元気に幼稚園に行ったが、帰ってくるとこう言った。 「ぼく、もう、おともだちと遊びたくないような気がするんだ」 なんでも、帰りのバスのなかで、そお君に話しかけたら、「しいーっ」って言われて、話を聞いてもらえなかったのがショックだ…