2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

冬晴れの悲しみ晴れの

冬晴れの悲しみ晴れの栗の樹に登ってみるか途中まででも 蝦名泰洋 2021年最後の日は、雪晴れ。 詩誌「みらいらん」9号が届いた。蝦名さんの遺稿を載せてもらってる。冬から春にかけて受け取った。一首ずつ、それから一連にまとめて、タイトルついて、推敲し…

パアララン・パンタオのクリスマス

パアラランのHPが、なんと更新できなくなってしまって。諸事情、の説明は省略。そんなわけで、 HPは過去ログとして置いておくこととして、新しいブログ開いております。見て下さい。更新がんばる。パアラランのクリスマス2021https://paaralang.hatenadiary.…

果実

蝦名泰洋さんの歌集「イーハトーブ喪失」(1993)には、あとがきがない。かわりに、「果実」と題したあいさつ文のようなものがはさんである。私の知る限り、蝦名さんは30年間、同じことを言っていた。同じように歌っていた。こんなことが書いてある。 「……短…

はしるはしる

更級日記に、物語というものに憧れた少女の著者が、物語が手に入ると知らされたときの、気持ち、早く読みたくて、はやる気持ちが「はしるはしる」と書かれていて、高校の教科書で、それを読んだときの、千年の向こうから、まっさらな風が、まっすぐに胸に吹…

歌人の帰郷

11月28日のデーリー東北新聞に、蝦名泰洋さんの記事。歌人の帰郷。そうでした。一番最初の手紙は、十和田湖町からもらったのでした。湖畔にはこぶしの木もあったと想像する。私が、たぶん、こぶしの花を知らないと言ったのだと思う。これがこぶしの花だよと…