2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「被爆体験の聞き書きの頃」

奈良在住の歌人の浅川肇さんから同人誌「無人島」が届いた。発行日は8月6日付。エッセイ書かせてもらいました。 「被爆体験の聞き書きの頃」 http://kazuminogi.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-9ad8.html いつのまに歳月は過ぎて、みんな死んでしま…

中也記念館

午前中、子どもはおじいちゃんを連れて玩具屋へ行き、つきあいたくない私は、中原中也記念館の前で降ろしてもらう。 中也記念館は、入館料が安くて、しずかで、いい。 帰省したときの、ささやかな逃避場所。 半年ぐらいで展示内容が変わるかな。いまは、河上…

メモ。アスペルガー症候群の子どもの特徴。

メモ。「アスペルガー症候群と学習障害」榊原洋一著 から。 アスペルガー症候群の子どもの特徴(スウェーデンのギルバーグによる) 1.社会性の欠陥(極端な自己中心性)(次のうち少なくとも二つ) 友達と相互に関わる能力に欠ける 友達と相互にかかわろう…

言語化

「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」 5日前のお知らせより、参加人数もページ数も増えています。 詳細とお申し込みはこちら。 http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/07/post-e042.html 先日のNHKスペシャル「在日コリアン」を見ていただいた…

原爆棄民

NHKの「原爆棄民~韓国人被爆者の65年~」という番組、録画しておいたのを見た。ふるさと発スペシャルだから全国ネットではないのかも。 「65年前、広島で被爆した人の中には朝鮮半島から渡った多くの人々とその家族がいた。戦後祖国に戻った人々は、長…

育つ

あさがお、昨日ひとつ、今朝ひとつ。えらいなあ。 パパと息子がラジオ体操に行っている間に、私は畑の水やりに行く。 正しい朝のはじまり。 きゅうり2本、プチトマト3つ、ねぎ、しそ、バジル収穫。オクラとピーマン、えだまめもそろそろ。なすもかぼちゃも…

熱風

熱風。昼間の外の温度は何度だったんだろう。 こんな日に外に出てはいけないと思うけど、出ないわけにいかなかったりする。息を吸うと、胸に熱風が流れ込んでくる。心臓が灰になってしまいそう。 乾期のゴミ山は熱かった、と思い出す。山は自然発火していて…

アジア人権賞その後

2007年に、パアララン・パンタオにアジア人権賞と賞金の100万円、それからレティ先生を日本に招聘してくれるというすばらしい思い出をくれた、アジア人権基金が、その活動を終えたようです。 活動終了にあたって、残余金をいくつかのNGOに配分する…

アレグロ

夏休み1日目の午後は、個人懇談。 Aくんは悪い子でも乱暴な子でもないんですよ、と言われる。それはそれでほっとする。問題は、体の大きなAくんの元気な接触をうちの小さいのが受け止められない、ということなのだ。ほかの子なら、叩かれて叩き返して、笑…

『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』のお知らせ

朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』のお知らせ 詩人と歌人、合わせて約70名(予定)によるアンソロジーがもうすぐ完成します。 概要は以下のようです。 タイトル:朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー 仕様:A5版縦 約250頁 内容:約70名の詩人と…

よい子の夏休み

学校に行ったら、Aくんが先生に言われて、昨日叩いたことを謝ってくれたらしい。子どもはすがすがしく帰ってきた。 Aくんは、とくにうちのちびが気に入らない、ということではなくて、活発に人と関わるのでトラブルも多い、というタイプらしい。人と関わる…

また叩かれたらしい

帰ってきた子どものポケットのティッシュが、くしゃくしゃになっている。 ということは泣いたのか。泣いたんだな。久しぶりだけど。 さて、ひとつひとつ聞かにゃあならん。 ──泣いたの? うなずく。 ──叩かれたの? うなずく。 ──誰に叩かれたの? ……。沈黙…

のような

土曜日、街に降りたので久しぶりに訊ねて言ったら、「4か月ぶりだ」と言われた。おじさん、日記書いているのだ、それをめくって、チェックする。私たちの訪問は、赤で記入されているのですぐわかる。 子どもの頃からずっと、隣人だった人たち。娘たちふたり…

昼間の電話

平日、家にいて、昼間の電話なんていったら、布団や下着や化粧品や青汁や蟹や、リフォームに太陽発電、仏壇や墓場まで、いりませんかっていう電話。いりませんいりません。 電話の音が鳴ると、思わず、うるさいっとか、叫んでしまう。 もしかしたら、そんな…

警報解除と国際理解教育

朝8時には警報解除されたんだけど、朝7時にはまだ解除されてなくて、つまり、小学校はお休みでした。4日連続。土日も入れたら、6連休。もうしんどい。午前中私はふて寝した。それをいいことに、子どもはビデオ三昧。夏休み、3日短くなるらしい。 午後は…

大雨

大雨。 月曜からずっと、大雨警報のなかに住んでいる。 つまり学校やすみ。子どもは4連休。 でも雨でどこにも行けない。 ペットボトルでたつまきつくったり、夕焼けつくったり、 雨粒の大きさをはかろうとして失敗したり、 雲と雷をつくるのをあきらめたり…

とぼとぼ

「いつまでもとぼとぼしていると、しあわせがあくまにかわりますよ」 と、夕べ、子どもに言われた。 なんだ、そのセリフ。 誰が言ってたの、ってきいたら、自分の頭をさして、それからテレビをさす。なんかそのあたりがミックスしてでてきたらしい。 とぼと…

きよくそうしつ

週末はママがどっか行って、そしたらその間、ぼくとパパは、ネバーランド(という玩具屋)に行って、NゲージやBトレインを走らせるんだ、と思いこんでいたらしい。 ところがママはどこにも行かないし、パパは忙しそうで朝からいないし、しかも大雨、やっと帰…

草刈り

朝7時半、義父さんやってくる。畑にきゅうりができている、とうれしそうに言う。 農場主は、もうさっぱりかえりみない畑のことを、気にかけてくれているらしく、大学の用事が終わったら、草刈りしてくれるらしく、電動草刈り機持参。 りくは起きるなり、机…

アフリカ難民の本の次のくだり。 アフリカを脱出するものは、自身の経歴を変更する。最良の物語は同情を呼び、間違った物語は強制送還につながる。「いったん嘘の物語を語ってしまうと、人はそれに囚われて抜け出せなくなる。」「ぼくたちアフリカ人は嘘の世…

人生ゲーム

それで思いついたんだけど。 人生ゲームって、あったよね。お金を手に入れたり失ったり、家族ができたりしながら、ゴールをめざすやつ。 人生ゲームのアフリカ難民バージョンをつくってみたら、どんなふうだろう。 ガーナかナイジェリアあたりのある町を出発…

アフリカ難民のオデュッセイア

読書メモ。 『出口のない夢──アフリカ難民のオデュッセイア』 クラウス・ブリングボイマー著 渡辺一男訳 「現在西アフリカを出発する者たちは、絶望し、希望し、夢見つつ、ヨーロッパに向かう。彼らのうちのごく少数がヨーロッパにたどり着く。多くの者は、…

ダンゴムシ

通学班の集合場所の公園まで送っていく。 1年生の女の子が、私の足もとで何かをつかまえる。 ぐうの手が目の前に伸びてきて、ぱっとひらかれる。 「これ、ダンゴムシ」 それから虫を眺めたりひっくり返したり。 「これ、オスのダンゴムシ」 えっ、メスとか…

ミケランジェリーな

数日前、隣の家の少年が行方不明になった。 幸い、保護されて、深夜には帰宅できたらしい。 少年、この春、特別支援学校を卒業して、授産施設に通っている。夕方ときどき、犬の散歩をしている。会うと、「おかあさん、がんばってね」と声をかけてくれるのは…

クリスティーナ

こんなの見つけた。 http://www.youtube.com/watch?v=D81UGdYZ07I&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=6-Tx-e44jWw&feature=related いきなり、19歳くらいの夜にひきもどされる。あのころ、誰かがテープくれたんだ。ああ、かんべんしてほしい…

パアララン・パンタオ新学期

パアララン・パンタオ、2010年度の新学期がはじまっています。 エラプ校、増築できてよかったです。 生徒数、毎年増えつづけてますが、今年は去年より50人多い。 いったいどこからそんなに子どもが湧いてくるんだろう。 ブログUPしました。 http://paa…

何がおもしろうて

何日か前、新聞の方面版の片隅で、偶然に見かけた。 その名前に覚えがあった。女の自治会長さんが、地域の活動でがんばっていますっていう話だったんだけど。 日本名だったけど、覚えている。いや、覚えていなかったけど、思い出した。間違ったりしない。昔…