あっというまに

4月。あっというまに、桜も終わった。向かいの森の桜。

2日、パパ、脳梗塞で入院。2週間ほど入院っていうので、そのつもりでいたけど、幸い後遺症も何もなく、リハビリも必要なく、一週間で退院となった。薬が一種類増えた。

ひとりになったら、私、ふとんあげないし、ごはん作んないし。怠けて過ごした。
外は桜咲いてるし、鶯鳴いてるし。バスに乗って、太田川上流まで、遊びに行ったり、近くの山の山桜見に行ったり、ひとり花見していた。

 

退院の朝に、熱があるって話で、検査したらコロナだった。それでも帰ってきて、
感染避けられないと思う。パパがなんでもなくなったころ、私が熱と咳。
近所の高齢者たちみんなお世話になる病院で、院内感染なんて、あんまり言いたくないので、しばらく居留守。咳がまだ少し、残ってるかなあ。

兄が脳梗塞になったときの話が思い出されて、兄に電話をしたが、電話とまってるので、叔父たちに電話。久しぶりに叔父たちと話ができてよかった。「元気?」って言ったら、「死にかけとる」って言うんだけどね。

最近、兄がまた生活がままならなくなってる様子で、言い訳も、嘘も本当もわかんないからどうでもいいけど、貸した金は返ってこないということは、この兄から学んだね。なぜこうなってしまうのかは、本人も一生解けない謎なんじゃないか。

別れた息子に、もう生きてる間は会えないかもしれないと、ちょっと切なそうにしばらく前に言ったりしてたけど、会わせないという、もと嫁さんの気持ちもわかるかな。

郷里の友だちが、「桜が大好きなんやけど、あと何回桜を見られるかと思ったら、せつなくなる。あと30年生きても、30回よ」って、言ってたのを、ふと思い出したりする。
長くても短くても、短いし、はかない。