2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

がっこ。

午前中、がっこ。 児童と親と300人ほども体育館にいて、体操したり走ったり、ボール運んだりじゃんけんしたり、しているうるささのなかにいたら、しかもBGMまであるんだ、もう耳の過敏なんて言ってらんない。いっそ何もかも麻痺して、どうでもよくなっ…

どっぽーん。

大雨。 水の底にいるみたい。 どしゃぶりのなか、畑ににんじん掘りに行く。きゅうりが一本、大きくなっていたけど、これは明日にしよう。 昨日、りくはプールに入った。どっぽーん。 火曜日の最初のプールの時間は「ぼくはまだ、こわいんだ」という理由で見…

誰がこまどりを殺したの?

誰がこまどりを殺したの? 私よ、と雀が言った。 私の弓矢で こまどりを殺したの。 マザーグースの有名な歌。 「ウリナラ」という言葉をはじめて聞いたのは韓国に行った21歳のとき。「我が国」と訳してくれた。韓国の学生たちが、我が国、という。その言葉…

きみがよ

十代半ばの、ある日突然、君が代が歌えなくなった。 それまで何にも思わず、歌えていたのが、ある日突然。 歌詞の意味を理解したときから。 それまで、歌っていても、歌詞の意味なんて考えたことがなかったので、外国語の呪文みたいなもんだった。 思えば、…

うらしまたろう

どっかの塾の夏休み講習のお知らせのチラシのなかに、いくつわかるかな? 有名なお話に出てくる動物の名前を答えてね。 というのがあったので、子どもに聞いてみた。 ☆浦島太郎が浜辺で助けた動物は何? 「うし? うま?」 浜辺だよ。海のちかく。 「じゃあ…

歴史学研究会による抗議声明

貼っておきます。ぺったん。 歴史学研究会による抗議声明 http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/06/post-a748.html 調べごとをするのに、二十歳の頃に、韓国人女性被爆者の被爆体験の聞き書きをしたときの体験集を、引っ張り出してきて、読み返してい…

プールの季節

日曜は、バザー。遠方だったけど、その地域の知人が、テント半分ゆずってくれるというので、品物抱えていった。お寺のあじさい祭り。 700人ほどの人出だったらしいけれど、まあ、売れるような品物もないし、あんまり売れない。椅子が足りないので、あじさ…

空蝉の薄き地獄に

「北冬」NO、011、の特集は山中智恵子の居る所。 山中智恵子の短歌は好きなので、難しくてわからんし、なぜ好きかもわからないが好きなので、読んでいたら、 黒岩康「〈蝉〉を見に行く 山中短歌の民衆像」という一文があって、その内容に驚いた。 よく…

通学班とか席替えとか

通学班は、朝6時55分、近くの公園を出発する。ほんとは7時3分なんだが、途中の道が工事中で遠回りするので、しばらく前から8分はやい。 当番なので、朝、大雨のなかをバス停まで、10人ほど引率していく。6年生の班長、副班長いないなあと思っていた…

「こわいはなし」

床に散らばった子どもの落書きの紙屑を片づけていたら、 こんなのがあった。 「こわいはなし だーれもいないくらいところに はいらされそう。 ゆかしたからぶきみな おとがきこえてくる。 うしろのどあからおとがきこえて ゆっくりとひらく。 しんぞうがのど…

どたばた農場

「みなさんへ けさは、はしりまわらずにしずかにほんをよんでまちましょう りくしせんせい」 と書いた紙が、襖に貼ってある。黒板らしい。私は机に向かってすわらされて、ひらがなとすうじの書き取りをさせられている。ここははねる。ここはまるく。いつも言…

「『天秤』と勇気」

事の発端の共犯者ではあるので、貼っておきます。ぺったん。 以下、河津さんのブログから転載。 ☆☆☆ 6月8日付のブログ記事で取り上げた詩「詩人は -渡辺玄英氏に」を書いた竹村正人さんから、「『天秤』と勇気」というエッセイの投稿がありました。中身が…

居場所

昔、16年くらい前かな、9か月くらい一緒に暮らしていたひとまわり年上の膠原病を抱えたお姉さんがいて、って、全然知らない人だったんだけど、なりゆきで、家主が夜逃げして競売物件になった家で、そのお姉さんと、それから捨て猫4匹と暮らしていた。 委…

天使がくれたハート

頭に白い紙をまきつけて、背中に白い紙を貼り付けて、子どもがやってくる。 きくまでもないが、きいてみる。 何やってんの。 「ぼく、天使になった。これ、羽だよ」 天使の羽つけて、どこへ飛んでいくの。 「お部屋のなかをとぶの」 部屋のなかを飛びまわる…

しやうがないことか

歌誌「ESそらみみ」の谷村はるかさんの、「扇風機の夜──政治的な戦闘的な竹山広」が面白かった。竹山広歌集めくったら、原爆の歌の次には、政治的な歌の多いのが目につくんだけれど、その内容を分析している。 いくつか歌をあげたあとで、 「被爆体験者だ…

パライソ

療育で一緒だった双子の女の子のお母さんから電話。りくちゃん、小学校どんな? 双子ちゃんはどう? みたいな会話。 双子ちゃん、引っ越しして友だちもいないので、同じクラスにしてもらったらしい。ふたりとも給食が食べられない。牛乳しか飲んでない。どう…

幼稚園

卒園式の写真ができてきている、という電話があったので、昨日の夕方、幼稚園に取りに行く。りくは3か月ぶりの幼稚園で、照れくさそうにしていた。以前の教室をのぞくと、部屋のレイアウトがかわっていて、それを不思議そうに眺めていた。そう、変わってい…

うみのはなし

学校での時間つぶしに使っている自由ノートに、お話を書きかけだったのが、完成したらしい。全部で24ページ(見開き12ページ)。鉛筆書きの絵もついている。 「うみのはなし」 アロハごうがはしってます。(もちろんモーターボート) タンカーもはしって…

春の信管

今日の、河津さんのブログ(詩空間)には大笑い。 爆発に注意しましょう玉葱には春の信管が仕組まれている (杉崎恒夫『パン屋のパンセ』) 畑に、春の信管、抜きにいこ。冬に、苗が安かったから、植えといたの。小さいけど、元気に育った玉葱さんたち。 う…

天秤は二元論ではない

他人ごとではないので、貼っておこう。ぺったん。 http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/06/post-3d86.html 「天秤」書いたの、なんかもうずっと昔のことみたいな気がするんだけど。去年の春に書いていたんだ。本ができたのはほんの半年前なんだ。 竹…

海峡

ジブラルタル海峡では、毎年2000人にものぼる人が、海の藻屑と消えるらしい。もちろん正確な数字はわからない。アフリカからヨーロッパを目指す移民たちが、灯りもつけずに夜、ゴムボートで海峡を渡るのだ。ボートの真ん中なら波がきても溺れない可能性…

お墓

土曜日、参観日に行ったら、朝みんなでうたっていた、ビタミンともだち、という歌。 こころは人体模型じゃみつけられない、というふうな歌詞があったかな。人体模型って、また難しい言葉を習うもんだ、と思っていたら、理科室にあるらしい、人体模型。ガイコ…

学校

土曜参観日だった。 参観日、4月もあって5月もあって、なんか多くないか。 PTAもあるから、毎週行ってるような気がする。しんどい。 なんて言ってはいかんのだろうな。 子どもは週5日も学校行くんである。 それで朝8時半からパパと一緒に学校に行った…

死について

夕飯のとき、今日は私と子どもとふたりだったのだが、ふいに、 「ぼく死んだらどうしよう」と言い出す。 「死んで焼かれたら、いたいよ」と、目をぱちぱちするのは涙が出そうなんだな。 大丈夫だよ。死んでから焼かれるのは痛くないよ。(葬儀には三回出てい…

けんこうのため、なんぶへいきます。

部屋じゅう紙屑が散乱している。 学校のプリントもあるが、私のメモもあるが、子どものお絵かき用の紙(おじいちゃんの差し入れ。大学で不要になった資料の裏側を使う)にお絵かきしたやつが、整理のしようもなくて散乱しているのだ。 なかに貼り紙もある。…

いろいろなきまり

昨日は、朝の教室で、同じ通学班の、近所のSくんに、宿題のプリントをぐしゃぐしゃにされたらしい。 バス通学の最初の便に乗るこのふたりが、教室一番乗りなのである。先生が来るまでのけっこう長い時間をどう過ごしているかは、気がかりではあったんだが。…

秘密の畑

別に秘密でもなんでもないが。空き地の畑。 でも畑に行こうとして、他の人の姿が見えると、思わず逃げるように引き返してしまう。子どものころ、向こうから知った人がくると、電信柱の陰に隠れていたけど、そのころの習性が出てしまうんだな。 老人会の会長…

電話

今日連絡帳に書いたばかりなのに、今日、先生は、隣の席の男の子が、りくを叩くのを目撃したというから、たぶん、毎日叩かれていたんだろうなあ。 夕方、先生が電話をくれる。なぜ叩くのかときいたら、りくし君がいやなことを言ったから、というのだが(ああ…