2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

がんばれと言われても

「もしかしたら、ぼくの仲間かもしれない、発達障害かもしれない人たちのことなんだけど」と息子が言った。「先生に目をつけられているというか、注意されることが多いと思う」1年のときのクラスでは、洪水ちゃんがしじゅう担任に説教されていた。いまのク…

タイル

日曜日、田舎から、父と兄がやってきた。大雨の予報だったのに、ほとんど降らなくて、よかった。生きてる間の最後の小旅行、と父は言ったが、最後という感じでもなく、元気そうだ。でもこっちに来るのは、息子が生まれたとき以来だから、13年ぶり、か。杖を…

この世の善意

「姉さん、おれやけど」と弟から電話がきた。とても久しぶり。声があんまりうるさくない。コントロールができている。社長が、電話が来ないと待っている、と言う。私は兄に、こちらにくるついでに寄れる場所だから、連絡して、挨拶してくればいいと思う、と…

トルコ行進曲と瑞風

日曜日。息子のピアノ。ピティナステップ。演奏して、先生方から講評をいただくというもの。トルコ行進曲(モーツァルト)と子犬のワルツ(ショパン)を弾いていた。幼稚園の頃に、トムとジェリーのアニメが好きで、トムとジェリーが弾いていたトルコ行進曲…

弟とか息子とか

息子が声変わりしたせいで、私の中のどこかの記憶の蓋がひらいたらしく、最近よく、弟の名前と息子の名前を呼び間違える。そこへ昨日の電話だから、よけいに混乱して、弟の名前で息子を叱り飛ばしたり、していた。息子は目を白黒。息子は1歳か2歳のときに1度…

もしもそれが本当なら

四国のとある県の運送会社から突然電話が来て、私の弟が働いているところの社長だって。そういえば、緊急連絡先として、うちの電話番号を書いた、とは言っていた。とはいえ、働いている会社の名前も知らなかったけど、5年ほども世話になっているらしい。い…

よもぎカレーと柿の葉茶

春先に、いちご畑のよもぎを、せっせと抜いたのだが、いちごの季節が終わるとまた、よもぎがはびこっている。草ひきがんばったけど飽きたし、せっかくだから食べよう、と思って、芽のやわらかいところを摘んできた。畑の隅に、柿の木もあるが、小さいし、実…

朝焼け

詩人への憧れは、どういうわけだったかなあと考えたら、幸せについて、誰よりもよく知っているのが詩人だと、思ったからかもしれない。 夢見たものはひとつの幸福……立原道造の詩を読んだのは中学1年の頃で、どきどきしながら、おぼえた。あのころ暮らしてい…

夕暮れのこんな景色

やっとあたたかくなったなあと思っていたら、もう夏の支度をしなければならない時期で、私もようやく焦りはじめた。まず、息子の夏の制服のズボンの裾をなおしてやる。5センチ降ろした。衣替えもしないといけない(まだできてない)。書かなければいけない…

おっぱいの時間

息子を産んで入院していたとき、寝ていたら看護師さんに、おっぱいの時間ですよ、と起こされたことを思い出したが。中学校にも、おっぱいの時間はあるらしい。昨日の古典の授業(週に1時間、国語の時間に、高校の先生が来て古典を教えている)の終わり頃、突…

書きたい本のこと

書きたい本がある、と気づいた。森の樹のこと、庭の薔薇のこと、書こうよ書こうよと窓の外の鳥たちが言うので、書き始める。エッセイか散文詩にできるといいな、と思う。たぶん、1日数行ずつ、数か月の根気があれば書ける、と思う。途中で忘れなければ。こ…

子どもの貧困と就学前教育

子どもの貧困、がテーマだったのかな。NHKの特集の終わりのほうをすこしだけ見た。貧困の連鎖を断ち切るために、就学前教育が大切だという話だった。 ペリーの就学前計画の話、検索したので、貼っておく。https://cfc.or.jp/archives/column/2016/07/11/1…

雷雨

朝4時を過ぎると、向かいの森の鳥たちがいっせいにさえずりはじめ、それを聞くのがとてもいい気持ちだ。車庫の屋根をおおって、ベランダまで伸びた薔薇が花ざかり。木曜日、雷雨。ちょうど下校時間で、怖かったなあ、と言いながら息子は帰ってきた。金曜日…