2020-01-01から1年間の記事一覧

三つ子の魂

クリスマスの数日前、息子と「ママー、クリスマスの飾り出したいの」「お片付けできん子は出しちゃいけんのんよ」「お片付けするよう」まるで三歳児とのやりとりのようなやりとりがあって、何年ぶりに出した。クリスマスツリー。なつかしかったけど。機関車…

クリスマスの季節

3日ぐらい前に初雪。 息子、帰りが遅くなるのは、どっかの予備校の冬期講習の無料(ここ大事)招待券をもらったから行ってくる、という理由だったが、ズボンに草の実がついているのは、冬期講習じゃなさそうだよ。講習のビデオ、早送りで切り上げて、芸備線…

12月

12月。もう。パソコンを開くのが、立ち上がりが遅くて、なかなかおっくうになっているこの頃。 兄から、冷凍のもつ鍋が届いたので電話した。コロナ以前に働いていた焼き肉屋のもつ鍋。四万十の牛もつ。大好きですけど、お店まだ行ってるのって聞いたら、辞…

能く忍んで

寒くなってきたので、エアコン代節約のため、息子の部屋に居候している。いや、パソコン置いてるので。それにしても。のらりくらりしてる子を見てるのは、だるい。考査前らしいけどなっ。冬休み前の面談のお知らせも来てたけど。SNSで、いきなり水没した…

ハロウィン満月

ハロウィンがやってくると、ああ1年が終わるなという気がするのは、次の日が、息子の誕生日だからだな。で、今日は万聖節。今から息子に会いに行かなくちゃね、と友だちとマニラの空港で別れたことがあったっけ。友だちは亡くなった息子のお墓に。私はまだ小…

とうとう!!

とうとう!! スマホを持たされることになった。ずいぶん抵抗してたんだけど。 10年来、息子名義のキッズケータイを使っていた。ほぼ家族との連絡のためだけ。連絡とれないと困るというから。ケータイなんて持ちたくないし持たされたくないと思ってたから…

中秋の名月とパアラランの近況

気づくと、金木犀が咲いている。10月。中秋の名月だよ、月を見に行こうと息子が言うので、金木犀のにおうなかを、畑まで。すすきもあるが、まだ穂をひらいてない。 9月、あれから息子は定期考査があって、なんと10か月ぶりの考査で、範囲は広く、提出の…

印象・日の出

しばらく前に息子が、小論文の添削されたやつを持って帰ったとき、業者テストのその様式に、私はなんとなく覚えがあった。へんだな、高校生の頃、私は小論文のテストなんてうけたことないのに、と思った瞬間、思い出した。 私、昔、その業者テストの添削のバ…

富士子の肖像

死んだ従姉のひろみ姉ちゃんの家から、形見分けにもらってきた、富士子の肖像。 富士子って漢字だったのだと、お墓詣りに行ってはじめて知った。16歳で死んでいる。彼女が14歳ぐらいのときに、画家さんにかいてもらったと聞いていた。画家の名前は知ら…

夏休みの終わり

宇和島に滞在中、息子は毎朝4時半に起きて、ひとりでホテルを抜け出して、駅で始発列車から撮っていた。夜も最終列車を撮りに行ったりしていた。そんなに好きか。 15日。帰る。途中、伊予灘のあたりで、また山に登る。少しの距離だというので、ついていく…

夏休みの色 青と緑

夏休みの宿題で、絵をかきましょう、みたいなことになると、まずパレットから、青と緑の絵の具がなくなっていったことを思い出すけど、海が青くて、空も青くて、山は緑色なので、それはもちろんそうなるのだった。14日。午前中、由良半島にドライブ。津島…

夏休みの色 夕焼け

12日から15日まで帰省。はじめてだ。父がいない故郷。 春に帰省したときは、予土線を追っかけていた息子。今回は予讃線を撮ると言っていた。しまなみ海道を渡って、海沿いの道を走る。途中で、親たちを車に残して、カメラと、時刻表とスマホと水など持っ…

8月6日

黒い雨裁判。認められてよかった。私が住んでいるあたりも降ったのだ。団地のおじいさんが、子どものころに黒い雨浴びて、服が黒くなったと話していた。年とって体がしびれるようになると、黒い雨のせいじゃないかと考えるらしかった。そのおじいさん、ひと…

死んだ女の残したものは

兄から電話。死んだひろみ姉ちゃんの家に3日ほどいたらしいのだが、猫を飼っていたからと思う、ダニだかノミだかに食われて、ひどい目にあったという。それで遺骨と一緒に、死んだ父の家に引き上げた。(兄は父の死後も、その家を借り続けている。空き家に…

消えてしまう、ということ

昨日、従姉のひろみ姉ちゃんの火葬が終わった。通夜も葬儀もなくて、火葬場には、兄と近所の友だちと、その友だちから連絡をもらった従弟がひとり、来てくれたらしい。 火葬を終えて、お骨を、ひろみ姉ちゃんの家に持って帰ったが、このあとをどうしようかと…

従姉の死

ひろみ姉ちゃんが死んだ。7月31日。今日の午後、兄から電話。最後に会ったのはいつだったかしらと思う。20年ほど前、祖母の葬儀のときだ、と思い出す。母の姉の娘なので、私の従姉。20歳年上だったんだなあと、はじめて知った。癌だったらしい。でも…

ざあざあ降りの雨の夜は

軒下の岩燕。早朝と夕方、ジュクジュクツピーと巣の中でさえずっている声が聞こえるんだけど、ほとんど姿を見せない。巣から顔を出しているのが、ようやく撮れて、このあと親燕が空から帰ってきて、もぐったと思ったら、勢いよく飛び立っていった。1、2、…

水の音、ひぐらしの声

雨の音。鹿の足音。外に出ると、雨の音に交じって、向かいの森から鹿の足音が聞こえたりする。 雨、どれくらい降りつづいているんだろう。 息子、先週は、4日連続、大雨警報のなかを学校へ行く、と言いながら出て行ったっけが。今週はどうでしょう。毎日、一…

出来事の日付

3年前の春休み、中学生だった息子と九州に旅した。最初の日、くま川鉄道に乗った。田園シンフォニー。線路沿いの菜の花と夕焼けとを覚えている。なんだか、夢のような景色だった。どの路線がどんなふうに傷ついたか壊れたかは、そういうことをくまなく網羅し…

生きてさえいれば希望があります

香港が中国に返還される頃、「返還前の香港に行こう」と私は旅行雑誌に書いていた。コピーライターやっていたので。23年前なのか。新しい旅行会社や旅行雑誌がどんどんできていた頃(数年せずに、どんどんつぶれて、私は仕事を失くしたが)。 香港が返還さ…

ねむの木にねむの花咲く

うちの? 畑(団地の管理放棄地を開墾した)には、ねむの木があって、一昨年くらいに花が咲くのを見るまでは、なんかの木、とは思ったが、ねむの木とは把握してなかった私だ。畑には、桑の木(とっても細い)もあって、それも、去年ぐらいに、実をつけるまで…

岩燕と蛍とソクラテス

季節が移る。軒の燕は、ずいぶん変わった巣をつくると思っていたら、岩燕、という種類らしい。息子の友人Nくんは、生物大好き男子。学校は燕の一大団地になっていて、にぎやからしいんだけど、うちの燕が変わった巣をつくると息子が言ったら、Nくんが、あ…

和解せよ、と

「破壊せよ、とアイラ―は言った」中上健次の本のタイトルだ。学生時代の終わり頃、ジャズが好きというわけでもなかったのに、アルバート・アイラ―はむしょうに好きだった。あの音は、なんていうのか、外からではなく、内から聞こえてくるみたいで、あのめち…

燕それから

巣がこわれてしまった軒の燕、どうするかしらと思ったら、翌日には、再建にとりかかっていた。すごいなと思って、私もそれで、鹿に荒らされた畑の再生にとりかかろうと、ネットを張りなおしたりしてたのだが。燕の巣、日に日に大きくなり、なんだか、不思議…

燕これから

気づかなかったけれど、燕が帰ってきていた。何年ぶりだろう。去年は帰らなかった。一昨年も。その前は?昔の古巣に土を足して、増築工事をしていることに、一昨日気づいた。なんかうれしい。ここでまた、卵産むのかしら、子育てするのかしらと楽しみに思っ…

分散登校とがたんごとん

今週から分散登校はじまって、週に一度、学校に行くようだ。それよりもう少し前から、ネットで授業がはじまっているにはいるが。人間のかたちを保つって、なかなかむずかしいことであるかも。だらだらがとまらない暮らしぶりだから、そろそろ学校ははじまっ…

長い春休み

気づけば、向かいの森の藤が花盛りで、はやくも初夏の気配。鳥が鳴いてるし、鹿がやってきたりする。 新型コロナウィルス対策で、学校の休校は延長になり、新学期の1週間ほど登校しただけで、かれこれ2か月、休み。さらに今月末まで休み。息子、昼ごろまで…

夕暮れの菜の花あかり別れかな

季節は、移り変わっているのだった。庭はツツジやサツキが咲いている。 こないだ調べごとあって、Google マップで広島の地図見てたら、お店の名前がぷかぷか浮かんでくるなかに、私の昔のバイト先のお店がない。不安になって検索、なんと2018年7月で、閉店し…

ゴースト

新学期がはじまったと思ったら、一週間でまた休校になった。定期の払い戻しに行ってきた。休校中、息子の学校は宿題たくさん出してくれているが、たぶん宿題がなかったら、このひとは勉強しないんじゃないだろうか。ごはんのつくりかたは教えたが、ほうって…

春は春

それはそれとして、春。向かいの森の桜が満開。2階の窓からお花見。 町内会長がやってきたのは、書類に確認の印鑑が必要とかの件で。町内会総会は中止。近所の一人暮らしのおばあさんが入院したと言う話が気になっていたんだけど、おばあさん、最近、あまり…