2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

7歳の春

福島第一原発大事故にかかる共同声明 チェルノブイリ原発事故から25年の日に http://www.cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=27 ☆ 曇り空から今にも雨が降りそうだった。1986年の4月26日。 記憶のなかで、あの日の夕方に会った母子は年をとら…

詩集『朽ちた林檎』を探しています

広島総合文化情報誌「地平線」。 という雑誌をいただいた。50号。最終刊らしい。原爆、空襲、水の文化史、峠三吉などなど。フィールドワークの記録のあれこれが、異様になまなましく迫ってきて、たじろいだ。 このなまなましさは、3・11のせいだと思う…

寒い春

週末、大阪のほうに行ってた。 お世話になりましたみなさま、ありがとう。 雨のなか、バスの窓から見える新緑がきれいだった。 大阪城を見下ろすビルの26階にいたあとに、西成の安宿にもぐりこむと、その格差が、新鮮だった。部屋がくさいのと、電車の音の…

渚 金素月 あなたはなぜに そうなのですか? ひとり渚にすわりこみ うす青い草株が 芽を吹いて 静かな水は春風にゆれるとき 永遠に戻らないわけではないと 言われた そんな約束があったのでしょう 日毎渚に 来てうずくまり 心虚ろにもの思いにふけります 永…

荒れ模様

荒れ模様の天気だった。雨だけかと思っていたら、県北では雪も降ったらしい。 畑の植えたばかりの苗が心配。最初に植えたのは、霜でやられてしまって、植え直したばかりなのだが。 向かいの森の桜も散った。 家庭訪問週間なので、午後の授業がない。子どもが…

王様は約束を守らない

「国には悪いドラゴンがいて、みんなを困らせていたんだ。それで王様が、ドラゴンを退治した英雄には、自分の娘をお嫁さんにあげるって、おふれを出したんだ。それで、××(名前忘れた。なんかのお話の主人公)はドラゴンを退治して英雄になって、お姫様をお…

病気とか選挙とか

昨日、久しぶりにF老夫婦のところに行く。おじさんが入院する前に訪ねて以来だから、数ヶ月ぶり。おじさんは頭に水がたまる病気のほうはまずまず落ち着いているんだけど、いろいろ病気を抱えたおばさんが、老老介護兼病病介護を耐えられないので、そのまま…

怪我のあとさき

子どもの耳の怪我は治ったが、でも傷は深々と残っているが、 全治一週間かかった怪我について、学校はあれから何も言ってこない。 担任も校長も何も。 治療費がどうなるのかもわからない。 相手の子どもの親も何も言ってこない。Sは自分が何をしたか、さっ…

牛の話 魚の話

牛の話 http://mphoto.sblo.jp/ 魚の話 http://takedanet.com/2011/04/53_3dac.html まったく牧歌的ではない話だ。 ニュースで、原発の映像が映ると、吐きそうな気分になる。 しかし何度考えても、あってはいけない事故だから、そもそも想定しないのだ、とい…

天国

「ママ、死んだらみんな天国に行くの?」 って子どもがきく。 行かない。 「天国じゃなかったら、どこへ行くの?」 地獄とか。餓鬼界、畜生界、修羅界とか。もっといいところとか。でも、みんな同じところには行かない。悪いことしてた人もいいことした人も…

時間割

夕方、学校から帰ってきた子ども、着替えも宿題も明日の時間割も、すべて、声かけしてやらないと自分ではできない。電車であるとか、お絵かきノートであるとか、図鑑であるとか、目にはいったら最後、たましいはもう吸われていって、こっちにもどってこない…

『チボの狂宴』(追記あり)

パルガス・リョサの『チボの狂宴』を読んだ。 ドミニカ共和国で1930年に政権を掌握、富を独占し個人崇拝を徹底したトゥルヒーリョの軍事独裁政権は31年に及んだ。その時代を描いた長編小説。チボ、というのは独裁者のあだ名。非道で好色な山羊、という意…

ストレス

昨日は小学校で1時間待ち。 下校時刻を書いたプリントには3時10分って書いてあったのに、実際は4時だった。記入間違いだったらしい。花壇に、チューリップやパンジーや桜草や、色とりどりの春の花がきれいで、楠で鳥がにぎやかで、ひなたぼっこした。 …

海外送金

朝、パアラランへ送金するために、街なかの銀行に行く。 テレビ電話で、送金手続きするのだが、混んでいる。1時間待ち。 やっと順番がきたが、これがまた、長くかかる。 以前は窓口で手続きしていて、窓口の人に、いつも面倒くさそうに対応されていたんだが…

一ヶ月

ゆめとはいえ ふるさとにもどればそこはふるさとに似ている廃墟 なにが あった の 夕闇の廃墟に父は 見つからない娘の教科書だけを見つけて かつてここにあった家もなく人もおらず死んだ祖母が瓦礫を片付けている 地の底から風邪ひきたちの咳きこむ声が夜ご…

お花見と猿回しとコゼツのだんな

土曜日の朝、義父さんから電話がきて、お花見することになる。 まず、かたつむりクリニック(パパと子どもがつけたあだ名。「廻」の字がかたつむりだから)に行って、耳の処置をしてもらう。穴はもうふさがってきているらしい。 それから音楽教室に行って、…

向かいの森の桜が

向かいの森の桜が咲きはじめた。(ということは、市内の平和公園あたりはもう満開だろう)新学期。2年生になったら、ひとりで行く、はずだったが、「ひとりは無理です、さみしくていやです」と言うので、ひきつづき、公園まで送っていく。担任もかわるし、…

朝、学校から電話。 子どもがロッカーの角で耳を切ったので、病院に連れていくという。 診察は9時から。まだ時間があるので、とりあえず学校に行くと、保健室にいた。 耳たぶから血が出ている。小さなかぎ裂きになって、一部、裏まで穴あいてるんじゃないか…

it's a small world

震災のニュースで出てくる地図を見る度、ああ、この国はほんとに小さいんだなと思う。こんな小さな国に、こんなにたくさん原発つくるなんて、ふつうに考えてこわいことだよ、と思う。 日本は小さいけど、大宇宙から見たら、地球だって小さい。どれくらい小さ…

ぶらぶら病

昨日、届いた情報ふたつ。 原子力資料情報室主催の、佐藤かずよしさん(福島県いわき市議会議員・脱原発福島ネットワーク世話人)の話。 「教育長に学校を2ヶ月間休校にするよう申し入れたけれど、専門家が安全だと言っているからと、ことわられた。専門家…

<言語の監獄で-ある在日朝鮮人の肖像> 徐京植著

たいへん興味深い記事を教えてもらったので。 転載します。 韓国で翻訳出版された徐京植さんの本の書評のようです。 「徐教授は去る20年余りの間、日本リベラル知識人たちは思想的にどこまでも崩れ落ちてきたと見る。それが日本の悲劇だ。」 「リベラルの多…

明日に向けて

明日に向けて 東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所の事故に関する記事など。 http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011 危険な福島第一原発で働く人の保護を http://nabeteru.seesaa.net/article/193517790.html ☆ 気づけば4月。 3日ごと…

「キム・ソウォル(金素月)詩集 つつじの花」

つつじの花 金素月 顔をみるのもうんざりだと 行かれる時には 何も言わずにすんなりお送りいたしましょう 寧辺(ヨンピョン)の薬山(ヤクサン) つつじの花 腕いっぱいに摘み門出の道にお蒔きしましょう おいでになるひとあしひとあし 置かれたその花を そ…

弱い者いじめ

弱い者いじめは、恥ずかしいことだと教えられてきたが。 この国は、政治が弱い者いじめをする。 埼玉県に続き、宮城県でも、朝鮮学校への補助金不交付が決議されたそうです。火事場泥棒だらけだ。朝鮮学校潰しの意図はあきらかだと思うけれど、奪っているの…

フェイスブック

フェイスブックの使い方が、いまいちよくわかんないだが、だってほとんどの記事が英語とフィリピン語だし、たまにハングルがまじって、わずかに日本語もあるけど、ほとんどお手上げ。でも今のところ、フィリピンへの連絡はこれが一番はやいみたい。かろうじ…